むち打ちとバレ・リュー症候群

むち打ちに起因する自律神経失調症状

 むち打ちでは、首そのものの痛みの他、頭痛、目まい、耳鳴りといった自律神経失調症状を発症する場合があると言われています。
 この症状は、その発表者の名を取ってバレ・リュー症候群と呼ばれています。

 これらの症状は、頸部交感神経の刺激によって発症するとされているものの、その発生機序は明らかになっていません。また、バレ・リュー症候群は星状神経節ブロック注射によって症状が改善すると言われていますが、大後頭神経ブロックでも症状が改善される場合もあります。

 このため「むち打ちによる自律神経失調障害=バレ・リュー症候群」と言ったステレオタイプな理解は危険であると言えるでしょう。

 また、このような自律神経失調症状は、後遺障害の対象とならない、という見解がありますが、明確な根拠が示されている主張ではありません。

 交通事故によるむち打ち損傷によって頭痛が起こりえることは、医学的にも明らかになっており、バレ・リュー症候群と診断された(そのような診断名がつくことも稀ですが)からと言って後遺障害は認定されないと考えるのではなく、ペインクリニックへ通院し、治療を継続することが大切であると言えるでしょう。

 当事務所では、むち打ちによる自律神経失調症状であっても、一義的に「後遺障害認定は無理だ」と決めつけるのではなく、治癒という最善の結果を目指しつつ、治りきらないという最悪の事態にも備えるためのアドバイスを行っております。
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