京都市公式リサイクルサイト「いつでもフリーマ!!」に対する提言

 今日は、以前にこのブログでも紹介致しました京都市の公式リサイクルシステム「いつでもフリーマ!!」に対する提案です。

1.「いつでもフリーマ!!」とは?

 「いつでもフリーマ!!」とは、京都市のサイト上で仮想のフリーマーケットを開催する、と言う画期的な事業でして、京都市環境政策局循環型社会推進部循環企画課が所管しています。

 オークションやリサイクルショップ…使わなくなった物品の処分方法は幾つかありますが、パソコンを使えず、二束三文でリサイクルショップに買い取ってもらうくらいなら、この「いつでもフリーマ!!」に登録してみる価値は十分にあるでしょう。

Do you Kyoto?

をキャッチフレーズにしている京都市が行っているこのリサイクルシステムは、実に市民目線で画期的だと思います。

 しかし、実際にこの素晴らしい制度を使おうとネットにアクセスすると、ちょっと残念に思ってしまいます。

画像がない!!!

 やはり言葉だけの説明では分かりづらいもの。画像があればもっともっと利用者が増えるに違いありません。

 そこで、みやこ事務所では、「いつでもフリーマ!!」のさらなる有効活用に向け、次の提言を行います。

2.みやこ事務所から「いつでもフリーマ!!」に向けた4つの提言

1.さらなるPR活動
 この素晴らしい制度は、残念ながら京都市民に十分浸透しているとは言えず、まだまだPRしていく必要があると思います。制度自体が素晴らしいだけに、是非ともさらなるPRをして頂きたいところです。

2.画像の掲載
 利用率を高めるには、画像の掲載が必須でしょう。画面で見ることができるのとできないのでは、活用度は断然変わってくるはずです。画像の掲載は技術的に不可能なことではありません。専用のサイトを立ち上げることも視野に入れれば、さらなる有効活用ができるはずです。

3.エコまちステーションとの連携
 画像を掲載するには、パソコンやデジカメ、インターネットへの接続環境が必要になります。これは、高齢者の方にとって負担になります。そこで、エコまちステーションで登録を受け付けたり、代わりに画像を取って掲載すれば、高齢者の方にとっても優しい制度となり公平性を実現することができるでしょう。
 また、情報の検索にはFAXを利用することもできるようですが、FAXで画像を受信しても鮮明に確認することはできません。ここでも、区役所や支所、出張所で確認できる仕組みを作ることができれば、パソコンを使えない市民に資することができます(エコまちステーションのない出張所ではどのように取り扱うかという問題をクリアする必要はあります)。

4.NPO法人京都市地域ITアドバイザー会との連携
 外出がままならない方々への利用促進手段として、えこまちステーションスタッフが出向いて登録の補助を行うことと、NPO法人京都市地域ITアドバイザー会と連携することが考えられます。
 いつものんびりと(失礼)お仕事をなさっていらっしゃるエコまちステーションスタッフが、現場へ出向いて登録の補助を行います。
 もちろん、要介護認定を受けていることやケアマネージャーの立ち会いを要することなどの要件を設け、瑕疵のない制度にすることは大切でしょう。

3.まとめ

 資源の有効活用は公益に資するものと考えれば、NPOとの連携は、公益法人改革のキャッチフレーズにもなっている「民による公益の増進」にも整合的だと思います。
 アイデアは最高で、それを具現化する手法自体もそれほど悪くない。さらに良い制度にするために、スタッフの方は是非より使いやすく改良していって頂きたいですね。