地元京都人おすすめ、桜の『巡り方』

今日は、京都人として、桜の名所の巡り方を地元目線でご紹介致します。

<ポイント>
・何はともあれ『京都さくらマップ』は確保しておきたい。
・京都は至る処でいい雰囲気の桜を見ることができる。
・桜鑑賞に何をプラスするかを予め考えておくと効率の良い動き方ができると思われる。

1.『京都さくらマップ』

 京都には、桜の名所が山ほどあります。有名な社寺には大抵たくさんの桜があって、普通に京都観光していても桜を楽しめますが、桜の季節しか人の来ない場所や、著名な寺院ではないけれど桜の綺麗な処もたくさんあります。
 実は、そんな京都の桜スポットを紹介している『京都さくらマップ』という無料観光用冊子があります。区役所や観光案内所に置いてあるこの冊子には、名所の紹介だけでなく、清水寺などの夜間拝観のスケジュールの他さくらイベント情報を掲載しています。京都市発行の紙媒体ですが、掲載されている広告には、過去には「マップご持参で会計10%オフ」や「粗品進呈」などのインセンティブもあり、京都に桜を見に来られるならもっておきたい一冊です。
 京都市の広報資料によると、既に3月3日から配布が始まっているそうです。40万部ということですので、是非お早めに確保なさってください。

2.京都の桜

 京都では、至る処で桜が楽しめます。たとえば、地元の人に「どこに桜を見に行く?」と尋ねたら、「鴨川を散歩する」とか「御所をブラブラ」なんて言う答えも結構返ってきます。
 御所や鴨川は、京都市民の憩いの場、そんな日常にとけ込んだ場所でも十分すぎるほど桜を楽しむことができます。
 公園、道沿いにもたくさんの桜が咲きますので、移動される際も楽しんで頂きたいですね。

3.桜観光に来られるなら

 けれど、せっかく桜を見に京都へ来られるなら、『桜+α』で観光したいもの。ですので、他府県から来られるのであれば、『桜+世界遺産』とか、『桜+テイクアウトスイーツ食べ歩き』とか、狙いを定めて動かれると効率的に回れると思います。
 と言うのも、京都では、桜の季節は道も交通機関自体もとても混雑します。バス停でバスを待っていても乗る気がなくなるくらい人が乗っていたり、渋滞がひどかったり、駐車場が確保できなかったり…。しっかりプランニングしておかれる方が、間違いなく楽しく回れるでしょう。
 また、京都では、観光シーズンに結構厳しく駐車違反の取り締まりがあったりします。他府県から来られる方は、十分ご注意下さい。
 駐車場は、たとえば岡崎に行かれるなら、南禅寺や岡崎公園地下駐車場に入れる手もありますが、コインパーキングも多少はありますので、私は一般のコインパーキングを使っています。
 バスは…どうなんでしょう。このブログでも何度か書いていますが、昔から京都のバスは路線によっては「もしもし亀よバスさんよ」と歌われるほどに時間がかかります。あるフリーペーパー(今はもうないカイトランド)が観光シーズンの八坂神社あたりから京都駅までの移動時間を各種交通手段に分けて計測したところ、バスと徒歩はそれほど時間が変わらなかった、と言う記事がありました。もう25年も前のことですが、今もそんなに変わってないと思います。
 ですので、本格的に京都を観光したいなら、私は絶対に自転車をおすすめするのですが、それは記事を改めてご紹介します。

4.まとめ

 今はネットでも雑誌でも情報がすぐに入ります。行き当たりばったりではなく、準備すれば楽しい観光になること間違いなし。桜の京都を是非満喫してください!