7月 4th, 2013|ブログ|

 今日は、「ネット選挙解禁」と話題になっているような、なっていないような今回の参議院議員選挙における、ソーシャルネットワークサービスの使い方について検討します。

 なお、本稿はホームページを運用してブログを書いている一私人の個人的見解に過ぎないことを最初に申しあげておきます。

ネット選挙の解禁

 ネット選挙が解禁された、ということでどの陣営もインターネットテクノロジーの活用に注力していらっしゃるようです。
 特に、有権者によるリツィートやSNSのメッセージ送信は、場合によっては大きな効果になることでしょう。

 実際、もうすでに候補者のツィートが積極的になされており「ネットを活用して勝機を!」という意識が感じられますね。

大切なこと、忘れてませんか?

 しかし、今回初めてのネット選挙は、初回であるが故に効果的な使われ方がなされず、結果有権者の信頼を損なう可能性も秘めていることには注意が必要です。
 そう、インターネットにおける発信においては「どのように発信するか」も大切な要素ではあるのですが、最終的に勝ち残るために最も必要なのは「何を発信するか」なのです。

 私が拝見した地元京都の候補者は、何時にどこで街頭演説をするかをツィートしていらっしゃいました。

「そこじゃないよ?」と私は思います。
 発信すべきはそういう情報ではないのです。それをツィートする時間があれば、私ならもっと別な情報を発信するでしょう。
 では、その情報とは何か?

 答えは簡単、それは「理念」であり「価値観」なのです。

橋下市長のツィート戦略

 その点、大阪市の橋下市長のツィートは、私は見事だな、と思います。
 内容はさておき、ファンもアンチも見事に自分の土俵に引きずり込んでいらっしゃる。生々しいほどの自分の言葉で、自分の考えをツィートしまくっていらっしゃる。
 橋下市長の市政を「橋下劇場」と喩える方がいらっしゃいますが、ツィッターでは、まさに独壇場の「OHT24」(「大阪橋下シアター24時間営業中」を『GMT47』風に表現してみました)をやっていらっしゃる訳です。
 橋下市長のTwitter活用術は、まさにソーシャル活用のお手本と言えるのではないでしょうか。

ソーシャル活用のための「信念」

 橋下市長には多くのファンがいらっしゃり、いわゆる「アンチ」もたくさんいらっしゃることでしょう。橋下市長のツィートは「誰からも好かれたいんです」的な発想ではなく、「批判はあって当然」という前提で投稿されており、その割り切り感が橋下市長の為政者としての特徴であると私は感じています。

まとめ

 短期決戦である選挙戦では、加点していくのは難しいことですが、減点は容易に起こりえます。インターネット上で言われる「炎上」を避けるため、無難な使い方になっていくのは致し方のないことかもしれません。

 しかし、インターネットで大切なことは「公益性」であり、選挙活動にそれを当てはめるならば、最も主張すべきは「自分には何ができるのか」「自分は何がやりたいのか」ということです。

 情報の共有で人の心を動かすことはできません。価値観をシェアすることこそ、人のつながりから大きな流れを作り出すことができる原動力になるのではないか、私はそう考えています。

 本稿は選挙告示日に掲載したため、選挙活動にフォーカスした記事になっていますが、内容はマーケティングにも応用できるはずです。
 ご参考にして頂ければ幸いです。

最後までお読み頂いてありがとうございます。
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