HUAWEI Eyewear2を複数台接続で使ってみた感想

年末に自分へのご褒美として「HUAWEI Eyewear2」を購入しました。

使い勝手を共有します。
HUAWEI Eyewear2

  • 「聴く」ということに対する性能は十分と感じる。
  • 操作性には慣れが必要になる。
  • 接続については疑問があり、向上の余地があると考える。

使用環境

  • 電話:aquosケータイ4(ソフトバンク)→「ガラホ」と記載
  • 音楽:HUAWEI nova lite 2(FIG-LA1)→「スマホ」と記載
  • メガネ:OWNDAYS × HUAWEI Eyewear2→「メガネ」と記載

当初の使用方法

  • ガラホとスマホ両方のBluetoothをオンにした状態でメガネを装着
  • ダブルタップするが無反応
  • スマホから音楽プレーヤーを起動して再生

まず、私はガラホとスマホを併用しています。仕事の電話は全てガラホで受けますので、スマホで音楽を流しながら、ガラホを電話として使うという二台接続の状態で使用します。

ちなみに、ガラホには録音した通話が音声データとして残っており「音楽」のフォルダに保存されています。

さて、この使用環境でメガネを掛けるとスリープ状態が解除されて二台が接続されます。
この後、ダブルタップしても何も状態が変わりません。どちらにも音声データは保存されているので、優先的に繋がった方の音声データが再生されても良さそうなのですが、ウンともスンとも言いません。

これが第一の疑問点です。バイクのインカムなどは、同様に二台接続しても、どちらかが再生されます。録音した音声データが再生されることもあるので最初は自分の手でスマホのプレーヤーを起動しますが、どちらかが再生はされる。
けれど、このメガネはどちらも再生されないという奇妙な現象が起こるのです。

検証するために、一台接続にすると、ガラホだけを接続した場合は音声データが、スマホだけを接続した場合は音楽が流れます。ですので、ガラホでも音声データが流れるはずなのに、二台同時につないでダブルタップしても最初はどちらも流れない…不思議です。

この現象を回避するために、ガラホのBluetoothを切断しておいてダブルタップして音楽を流してからガラホを接続するという一手間をかけています。

現在の使用方法

  • スマホのBluetoothだけをオンにした状態でメガネを装着
  • メガネ側面をダブルタップして音楽を再生
  • ガラホのBluetoothを接続する

電話がかかってきた時の諸問題

ここからがさらに厄介です。
二台が繋がった状態で音楽を聴いていて、電話がかかってきたとします。
まず、この時自動応答はできません。応答するためには必ずダブルタップの動作が必要になります。

ダブルタップで繋がりますが、電話が切れると無音となります。そして、そこから再びダブルタップをすると、謎にガラホの録音音声データが再生されるのです。

私はBluetoothの接続技術について詳しくありません。けれど、今まで使ってきたあらゆる機器は、二台接続し一台で音楽を聴いていた時「割り込む」形で入ってきて、割り込みが終了すると割り込み前の処から再び音楽が再生されていました。

このメガネでは優先接続?を切り替える動作がないため、ガラホで電話を切ると、スマホを取り出して手動でプレーヤーを再生させるか、ガラホのBluetooth接続を一旦解除してダブルタップしてスマホのプレーヤーを起動し、そこからガラホのBluetoothを再度接続するという面倒な手順を踏まなければならないのです。

これはとても不便ですが回避の方法を見つけることができませんでした。

一台だけで接続している場合

スマホ一台だけで接続している場合、メガネを装着してダブルタップすれば音楽が始まります。
また、電話がかかってきて応答動作(ダブルタップ)をすると通話でき、それが終了すればもう一度音楽が自動で流れ始めます。
ですので、一台だけで使用する場合、私のように不便を感じることなく使えるはずです。

音楽を聴く機能と通話機能

最初に不便な点を列挙してしまいましたが、音楽を聴くこと自体は快適にできます。
操作の動作は多少慣れが必要です。音量を上げたい時は指を前に押し出すように側面をスライドさせるのですが、これで1ボリュームが上がります。ですので、どんどん大きくするのには、この動作を何度か繰り返す必要があります。
早送り、曲戻りも同様で、3曲戻るには指を三回「サッサッサッ」とスライドさせることになります。
通話も問題なく聞き取れているようです。

まとめ

私が今まで使ってきたBluetooth機器は、複数台接続でも電話が終われば自動で先に接続していた機器につながりが戻ったのでそれを当然と思っていました。システムのバージョンアップで対応できるのであれば是非とも改善をお願いしたい点ではあります。
とは言え、クリップオンでサングラスにもなるこのHUAWEI Eyewear2はなかなか便利なアイテムです。複数台接続をお考えでなければストレスフリーで使えますので、店舗で実際にお試しになってご購入なさると良いのではないでしょうか。

ご参考になさってください。