私が宮市亮を見たかった理由

 今日は、法務やWordpressの話題から離れ、先ほど終了した日本代表戦で出番のなかった宮市選手について書きます。

 昨年、オランダフェイエノールトでセンセーショナルなデビューを果たした宮市選手は、途中若干苦しんだ印象を受けたものの後半戦を通して主力としてエールディビジを戦い、サッカー好きに知られる存在となりました。

 今年、アーセナルからボルトンへレンタル移籍して最近一気に知名度が上がった感がありますが、オランダ時代の宮市の映像を見ていない方は、是非ご覧になることをお勧めします。

 オランダ時代の宮市選手は、クロスの精度はそれほど良いとは言えず、守備においてはまだまだ感があります。
 しかし、どれほど彼にウィークポイントがあったとしても、それを知った上でも彼をピッチで見たい!と言う強い想いに駆られるのは私だけではないでしょう。

 彼は、「勝負する」というサッカーの醍醐味を体全体で表現します。

「それしかないんかいっっ」

 と突っ込みたくなるほどクルックルッ足を回し、

「パスサッカーって言葉しってるんかいっっ」

 と突っ込みたくなるほどドリブルしまくり、

「それってありなんかいっっ?」

 と大笑いしてしまうほど、自陣深くからでも掟破りのスピードドリブルで突っ走っていきます。

「オレをとめてみろ!!!!」と言わんばかりのその勝負魂が、ゴール前でやたらスピードが落ちたりタッチ数が多くなって優柔不断さを感じさせる今の日本代表に必要なのではないか、と感じます。

 確かに岡崎選手は今クラブで調子がいいですし、戦術理解やコンビネーションと言った要素から考えても、宮市選手は最後10分に出番があるかどうかってところだったかも知れません。

 けれど、やっぱり「宮市が出てればな~」となんとなく思わせる彼のポテンシャルは、すごいものがあると私は思います。彼はただのドリブラーではない、勝負して勝ってペナルティエリアで決定的なプレーができるドリブラーだと思うし、もっともっと成長して、サポーターを楽しませてほしいです。

 彼のフェイエ時代の映像をご覧になっていらっしゃらなければ、是非是非一度ご覧下さい。ファンになること間違いなしです。