もうすぐクリスマス。やはり行政書士事務所である以上、そろそろサンタクロースについての見解を明確にしておかなければならない。ということで、今日は「サンタさん」を概観しながら、その実在性について検討します。
「サンタクロース」の定義
まずは、言葉の定義を調べます。
クリスマスの前夜、子ども達に贈り物を配って行くという赤外套・白いひげの老人。この話しはもとアメリカに移住したオランダ人の新教徒によって伝わり、クリスマスに贈物をする習慣と結合し、今では世界各国に広まった。サンタ。
-出典『広辞苑 第六版 DVDROM版』
この説明、素敵ですね。広辞苑なのに、曖昧です。
こういった説明を改めて読むと、色々な気付きがあります。
- サンタはやっぱり「人間」やったんや。
- サンタって、人間の中でも老人やったんや。
- サンタが贈り物を配るのは、子ども達限定なんや。
「子ども達」って何歳までなんやろう?という疑問はさておき、次にサンタの起源を調べました。
サンタクロースの起源
「サンタさん」のモデルは、東アジア帝国の司教ニコラウス氏であるというのが一般的な通説になっています。
家が貧しく嫁ぐことのできない三姉妹の存在を知ったニコラウス氏が真夜中に家の煙突から金貨を投げ入れた。その金貨は靴下の中に入り、三姉妹は身売りされることを免れた。
このような逸話がサンタクロースの起源だそうです。煙突直下の暖炉に靴下が下げられている光景を想像するのは困難ですが、だからこそ、この「靴下」には信憑性があるのではないかという気持ちになりますね。
クリスマスとサンタクロースの関係
では、クリスマスイブにサンタクロースがやってくるのは、どういう理由なのでしょうか。
これは、当事務所の厳密な調査によると、論理的な必然性がある訳ではなく、風習として伝わっているものであると言えそうです。
クリスマスイブにプレゼント持ってくるのは主にイギリスで、アメリカも大体そのようです。
また、サンタクロースはモデルが司教であることから、正教会系の国では「サンタ=聖ニコラオス(ニコライ)」であり、聖ニコラオスの祭日である12月6日にプレゼントが贈られるそうです。
その他、ドイツでは良い子にはプレゼントをするけれど、悪い子には説教をするという話を聞いたことがあります。
このように、サンタクロースも、クリスマスとサンタの相関性も国や地方により様々で、それは文化や風習として定着している、と言えるでしょう。
サンタクロースの現在
ソーシャルな社会の流れを先取りするかのように、1957年「グリーンランド国際サンタクロース協会」なる団体が発足しており、サンタクロースの公認を行っているそうです。
また、フィンランドの「サンタクロース村」は「サンタクロースの故郷」というキャッチコピーを使っている他、スウェーデンにも「サンタワールド」という場所があるようです。
まとめ-サンタクロースは実在するのか-
さて、本稿ではサンタクロースについて、その定義、起源、歴史と現在を簡単に概観しました。
「それでどうしたの?」
そうなんです。サンタクロースを様々な切り口から考えたところで、それはサンタさん「そのひと」を語っていることにはなりません。
先日学友と食事をした際、彼は言いました。「サンタはいる。リアルにいるで」と。
目に見えるものだけが「リアル」ではない。サンタクロースはその意味で、象徴ではなく、それを信じる人にも、そして、信じない人にも実在する「赤い服を着た髭のおじいちゃん」である。
これが当事務所のサンタクロースに対する公式見解です。おじいちゃんから見れば私も子ども。だから、世間でいう「オトナ」にだってサンタはやってくる。サンタさんって、きっと160歳くらいなんだろうな、って私は思ってます。
参考リンク
- サンタクロース -ウィキペディア
- クリスマス -ウィキペディア
- サンタクロース村公式ウェブサイト
- サンタワールド
当ブログについて
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