相談に関する当事務所の考え方

 サイトをアップさせ、本格的に始動して一週間、早くもご相談のご依頼等を頂きありがたい限りです。

 ところで、当事務所はサイト内にもあるとおり、相談料は原則頂戴しておりません。昨日も「何故ですか?」と聞かれたのですが、私としては、

お客様には依頼する資格者を選ぶ権利がある

と考えています。

 たとえば、行政書士で申しますと、京都府下で約800人の行政書士が業務に従事しています。ヘビースモーカーで書類にタバコのにおいが染みついている行政書士もいらっしゃるでしょう。若くハキハキしていて見るからにやる気のありそうな方もいらっしゃるでしょう。そんなたくさんの行政書士の中から、お客様は一人を選ぶ権利を持っていらっしゃる、と私は思うのです。

 その権利を行使するためには、会って人となりを確かめなければなりません。この人に任せて安心だろうか、この人は自分の業務を誠実に遂行してくれるだろうか…。

 相談は、確かにお客様の心配事や困り事を聞くためでもありますが、お客様にされても、行政書士を選ぶ大切な時間なのです。

 そんな自分の権利を行使するための大切な時間に対してどうしてお金を支払う必要があるのでしょう?

 当職は、このような観点から原則的に相談に報酬は頂かず、内容が高度で報酬を頂戴する場合には、相談前にそれを申し上げてお客様に不測の負担がかからないようにしております。

 相談に関する資格者の考え方は様々ですし、相談料を計上されるのも執務方針として当然理解できるものです。しかし、私は、以上のように、「相談無料」という観点ではなく、「お客様が資格者を選ばれるのだ」という観点から、常に高いサービスを提供できるよう心がけております。