前田敦子さんの卒業と山下智久氏の脱退について

 今日は、前田敦子さんの卒業ニュースに関する雑感です。

<ポイント>
・ポイントはありません。

1.前田敦子さんの卒業「予告」

 私は、日曜日から一泊旅行に出ていたので、前田敦子さんの卒業予告を知ったのは、月曜日の夕方でした。ところが、5W1Hがイマイチよくわからない。いつ卒業されるのだろうとクリックを重ねると、それは全く未定とのこと…。
 一定期間後に卒業や解散することを予告し、それまでに「もう一稼ぎ」と言うのは芸能界の定石とは言え、期日も決まっていないのに「卒業します」とは…さすが秋本先生です。

 まさとは思いますが、前田さんも60歳までAKBで踊り続ける訳ではないでしょうし、いつか卒業や脱退したりするのは、所属しているグループの性質としては当然のこと。期日が決まっているなら大きなニュースになっても納得できますが、期日も決まってないのに「卒業します」と言う発言をそれほど大きく取り上げるメディアってどうなんだろうと思います。けれど、そんな曖昧なネタでさえフォーカスを勝ち取る処はさすがAKBであり、前田さんであり、秋本氏だな、と感じますね。

2.AKB48の現在

 私は、論語で言うと「不惑」の年齢に来ていますが、AKB48は当然知っているし、歌える曲もあるし、メンバーも何人かフルネームで言えます。
 そんな私の印象としては、去年は飛ぶ鳥を落とす勢いだったAKBも、数多い姉妹グループの存在価値がよくわからず、露出過多とも思える感があり、「飽和状態」かな、と言う気がしていました。
 こういう女性アイドルグループを持続させていくためには、定期的に「あっ」と思えるソースを飛ばす必要がありますし、その意味では、この、「いつ」「どこで」「どんな風に」が不明なまま発表された前田さんの卒業予告は、AKBをリフレッシュさせるいいアクセントになったのかな、と思います。この予告は、前田さんの「実は」的美談とあいまって、AKBにとっても、前田さんにとっても、しばらくはプラスに働くのではないでしょうか。

3.山下智久氏のNEWS脱退

 上述しましたが、キャンディーズや山口百恵さんがそうであったように、引退や解散にあたっては、事前に告知して最後のキャンペーンで稼ぐのがセオリーになっていますが、山下智久氏のNEWS脱退は、突然に発表され、お別れ行事はありませんでした。
 もし、発表から脱退までに期間があったら、NEWSにとってはキャンペーンをはれる良い機会だったと思うのですが、山下氏の意向であったのか、発表と脱退が同日となり、NEWSにとっては少し寂しいプロセスになってしまったように思えます。

4.雑感

 AKB48とNEWS。この二つのアイドルグループの主要メンバー脱退を比べると、正直、「手越君達をもうちょっと大切にして欲しい」と思います(私は手越君の歌声が結構好きです)。AKBと前田さん、双方にメリットがあった期日不明の卒業予告。山下氏のために行われた即時脱退。芸能界は恐いトコロですね。