ゲストハウスの許可申請が続いています。特定の業務に比重を置いている訳ではなく、被害者請求や建設業許可も受託しています。ただし、最近はやはりブームなのか、簡易宿所の許可申請依頼が多く、その中で「ホームページできるんやんね」ということをお尋ね頂きます。
 そこで、当事務所が許可取得後に具体的にどのようなフォローを行っているかについて予めご紹介しておきます。
 なお、これらのサポート業務は基本的に許可申請の報酬に含まれておらず、別途ご費用を頂くケースもあります。ただし、簡単なものであれば無償でお作りするケースもあり、そこに明確な基準はありません。あくまで参考程度にご覧ください。

管理会社をご紹介致します

 許可取得後にまだ管理会社をお決めになっていらっしゃらない場合、懇意にしている管理会社様をご紹介致します。この紹介はもちろん無償です。
 私がお付き合いしている管理会社様は、自社でもゲストハウス運営をしていらっしゃるため、そのノウハウを注入して頂くことができ、短期間で軌道に乗せて頂くようお願いしています。

写真撮影を行います

 私は写真について学校へ行った訳でもなく、資格がある訳でもありません。けれど、こんな私でよければ写真撮影を代行します。これは有償で承っています。
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画像を加工します

 私はゲストハウスのリスティングに独自の考え方を持っており、そのアプローチに基づいて画像を制作していきます。写真を撮って載せるだけでなく、画像の持つ意味、流れを考えながら、紙芝居のようにそれ自体を作品として制作します。
リスティングのカバー写真も工夫します
 このようなリスティング用画像制作は有償で承っております。

ウェブを制作します

 ゲストハウスのウェブを制作も行っています。特区民泊ではウェブを持っていることが要件になっていますし、京都市でもホームページを持つことを推奨しております。たまに、申請後保健センターから「ホームページも作るんですよね?」という問い合わせが来ることもあります。
 このゲストハウス向けウェブ制作はパッケージとして打ち出すべく準備しているところです。

まとめ

 これらのサポートは、全て集客のために行うものです。
 この2年で京都の簡易宿所の数は5倍以上増えたと思われます。ホテルも建っていることから、今年末には、3年前に比べ市内の宿泊収容数が5,000人分は増強されていることでしょう。つまり、競争は激しくなっています。もちろん、既に撤退している業者さんも出ています。
 ですので、宿泊客を確保するためにはマーケティングが大切になってくる。ウェブのマーケティングは独特で、相手本意の媒体の中で、こちらの意図を上手く伝え切る工夫とノウハウが必要になってきます。
 これからゲストハウスの開業をお考えの皆さまにおかれましては、許可申請のことだけでなく、開業後の収支までを見据えたプランニングをなさることをお勧め致します。

 交通事故に遭うと、通常の場合、相手方の保険会社が治療費を負担しているように思えます。窓口負担がなく、自分の保険は使ってない訳ですから、そう感じるのも当然です。しかし、実際は「相手方の保険会社が自分の財布から」治療費を負担しているのではなく、自賠責保険で支払われる「120万円」の枠を使って支払っているに過ぎません。

 被害者救済のために創設された自賠責保険の財布のヒモを加害者側の保険会社が握る、という常識とはかけ離れた現状に一矢報いたく、本稿を出稿します。

  • 交通事故において、保険会社が負担するのは120万円を超える部分である。
  • 保険会社は、120万円で収めると持ち出しがない。
  • つまり、保険会社は120万円までで収めようとする傾向がある(むち打ちの場合)。
  • 自賠責保険は保険会社を守る制度ではなく、被害者を救う制度であるべきだ。

その治療費は保険会社が支払っているのか?

 交通事故に遭って治療を受けるとき、一般的なケースであれば、被害者自身は窓口でお金を払いません。加害者側の保険会社が一括でお金を支払うからです。これを、実務では「任意一括」と言います。
 この治療費、確かに保険会社が支払ってはいるのですが、保険会社が「自分の財布から」支払っている訳ではありません。いわば、立て替え払いしていて、後で加害者が加入している自賠責保険へ求償しているのです。
 ですので、交通事故に遭われた場合、まずは自賠責保険について知っておくことが大切です。

自賠責保険とは

 自賠責保険は、「自動車損害賠償保障法」によって加入が義務づけられている強制保険で、正式名称は自動車賠償責任保険と言います。
 自賠責保険は、車検の際に保険料を支払っていますので、一般的にはどの車にもかけられている保険と言うことができます。とはいえ、車検の際に保険料を支払っているということは、車検が切れた状態で車を乗っていれば、それは自賠責保険にも加入していない状態となってしまいます。また、自衛隊の車両やアメリカ軍の車両は自賠責保険が強制加入となっていません。

自賠責保険で補償されるもの

 自賠責保険では、治療費や通院慰謝料、通院交通費などの治療に関する科目や休業損害などについて、上限として120万円まで補償を受けることができます。
 それに加えて、治療の結果後遺症が残り、それが後遺障害と認められた場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。

自賠責保険で補償されないもの

 一方、自賠責保険では、モノに対する損害は補償の対象ではありません。車の修理代、破れた服代の弁償などは、自賠責保険へ請求することはできません。

ここまでのまとめ

 つまり、交通事故でまず使われるのは自賠責保険の120万円で、それを使い切った時にはじめて保険会社が身銭を切って被害者に支払う、という流れになります。
 ただし、これは人身の部分についてのお話しです。自賠責では物損は補償されませんので、相手方の車の修理代等については、保険会社が支払い、翌年加害者の等級を下げて保険料を上げることにより、わずかでも回収を行います。
保険会社による治療費打ち切りに負けないでください。

120万円という上限の使い方

 被害者側は、窓口負担がないため、毎月どのくらいの治療費がかかっているのかが分かりません。しかし、加害者の保険会社側は、医療機関に支払いを行うため、何回通院しているかと言った情報や、当然診療報酬総額を知ります。そこから通院交通費や通院慰謝料、休業損害を加算すれば、およその支払額を簡単に見積もることができる。
 保険会社側が支払額を抑えようとすれば、120万円に達する前に、イロイロと理屈をこねて「これ以上治療費を支払わない」と言えばいい訳です。
 保険会社の理屈はなかなか巧緻で「痛い」と言えば「痛みが治らないなら治療の継続は無駄」と返してきます。かといって通院期間が短すぎると、もう少し通院していれば快癒の可能性があるため後遺障害認定で不利になります。
 つまり、保険会社は「痛みが治らないなら治療の継続は無駄」として治療を打ち切っても、後遺障害の認定機関は「治療の継続が十分ではないからその痛みは後遺障害とは認められない」と判断するわけです。
 この現状を放置していいのでしょうか。「保険とはそんなもの」で片付け続けていいのでしょうか。

 事故が起こるとき、被害者が「さぁ追突くるぞ」と身構えて衝突に備える場合は少数です。普通は前を見ている時に不意に事故が起こる訳ですから、身体は衝撃に備える準備ができていません。たとえ低速であったとしても、1トンの物体がぶつかってきたら脊柱にダメージを負っても何の不思議もありません。しかも首は前後の可動性が柔軟で、頭という重い部位を支えています。衝突で振り子のように動いてむち打ちになるのは、ある意味当たり前のことなのです。

 それを「むち打ちは自訴しかない」と言って平然と治療を打ち切る保険会社を、私は許容することができません。それは「むち打ちは自訴しかない」のではなく「他覚的に捉える技術が追いついてない」だけの話しなのです。

 治療費を払いたくないのであれば、保険会社が共同でタイムマシンでも開発し、事故前の身体に戻してくれればいいのです。そうすれば、誰も治療費や慰謝料を請求しようとはしません。

 昨今、高齢者の自動車事故が問題になっているように、自動車は走る凶器です。それに対して保険で商売しているのなら、もっと責任感とプライドを持って仕事として欲しい、と私は思います。

治療費打ち切りにおいて被害者の皆さまがなすべき対応

 理想論を書きなぐっていてもこの現状を変えるのは簡単なことではありません。

 治療費を打ち切ると言われた際、どのように対応すべきか、当事務所の方針をご案内致します。

事故状況を再度検討します

 治療費打ち切りが問題となるのは、むち打ち事案が多数です。
 むち打ちにおいては、レントゲンやCTから痛みの原因となる所見は得られません。

 その場合、当事務所では、事故状況や物損の程度をもう一度検討し、自覚症状との整合性を考えます。そして、その痛みが「後遺障害」として認定され得るかどうかを考えます。

あとどのくらい通院する必要があるか

 打ち切りの際には、あと何ヶ月程度通院が必要なのかということの目処をつけることも大切になってきます。通院には費用以外にも「時間」という大切な資源を使うことになります。

治療費の状況

 治療費がどの程度かかっているかも判断材料の一つになります。自賠責の枠が120万円。治療費合計がどのくらいになっているかで作戦も変わります。作戦というのもおかしな話しですが、保険会社の論理自体が無茶なので、こちらもそれに対抗するにはそれなりの手段を講じる必要があるのです。

 これらを全て勘案し、治療費打ち切り後に健保通院できるのかどうか(稀にできない所もある)も確認した上で、最終的な選択肢を作り出し、その中から依頼者様と相談して方針を決定しています。

「倍返し」とはいかないまでも…

 現状の交通事故解決プロセスは、圧倒的に加害者側に有利な仕組みになっています。加害者側の顧問医が勝手に意見書を書いてそれに基づいて治療費の打ち切りが通告される。
 自覚症状しかないから通院は認められない?
 違うんです。それは自覚症状を裏付けるだけの検査技術が発達していないだけなのです。どの医師に尋ねても、人間の身体についてはまだまだ解明されていない部分があるとおっしゃいます。
 低速度の追突であってもむち打ちになることは実際に起こりえます。それで握力が著しく低下して家事に差し支えが出るようになった。それでも途中で治療費は打ち切り、後遺障害も認められない…こんな被害者様を増やしてはいけない。私はそういう思いで交通事故業務に取り組んでいます。

 お困りの方がいらっしゃいましたら、諦めずに一度ご相談ください。どこまでチカラになれるかは分かりませんが、できる限りの選択肢を作り出すお手伝いをさせて頂きます。

 Wordpress4.7の脆弱性を注意喚起するメールが届いており、4.7.2へのアップデートを推奨していました。
 そして今朝、某大臣のHPがハッキングされたという報道を見て、その大臣さんのウェブソースを除いてみると…やっぱりワードプレス。

 一番使われるから、一番攻撃されやすい。
 今日は、私が行っているセキュリティ強化の方法をご紹介します。

  • まず、ログインIDをユニークにするのが出発点。
  • パスワードは日本語にしています。
  • セキュリティプラグインは「Wordfence」がベスト。
  • wp-login.phpをリネームすればさらに効果的。

ログインID「admin」は即刻変更しましょう

 まさかとは思いますが、ログインIDを「admin」にしていらっしゃることはないですよね。もしそうだったなら、それはすぐにでも変更しておくべきでしょう。
 これをadmin以外の固有のものにしておくことがワードプレスのセキュリティを強化する第一歩です。
 ハッキングはワードプレス自体やプラグインの脆弱性を突かれる場合と、IDとパスワードの組み合わせで総当たり攻撃をされる場合があるそうですね。
 この総当たり攻撃に備える意味で、ログインIDの変更は重要であると思います。

パスワードは日本語を使っています

 私は、自分でも10以上のウェブを運営していますが、パスワードは全て日本語をまぜています。たとえば「kokudou1gousenn」と言った具合です。
 これが果たして効果的なのかどうかは微妙ですが、私は常に日本語でパスワードを考えています。

セキュリティプラグインは「Wordfence」がベスト

 さて、ここからが本題です。ワードプレスを使っている訳ですから、プラグインでウェブを拡張・強化できますね。セキュリティプラグインの大本命はやはり「Wordfence」でしょう。
 これは、サーバーファイルのウィルススキャンから、ログインブロックまでをしてくれる高性能セキュリティプラグインです。たとえば「3回ログインに失敗したら30分間ログインをできなくする」という設定にして、攻撃を抑制することができます。
 これはWordpressを使うなら必ず入れておきたいプラグインの一つです。

wp-login.phpをリネームすればさらに効果的

 そこそこのサーバー会社であれば、サーバー側でもセキュリティ設定がなされていますが、最も効果的なのは、そもそものログインページを変更してしまうことではないでしょうか。
 いわゆるブルートフォースアタックはログインページに対してなされるものでしょうし、ログインページが変わってしまえば、そもそも攻撃ができないことになります。
 私が使っているプラグインは「Rename wp-login.php to anything you want」です。
 これは、シンプルにログインページをリネームしてくれるものです。これに「wp-login.php」をリダイレクトさせられたらもっといいでしょう(現在は404を返すようになっています)。
 リネーム以外にも、ログイン時の失敗に関するセキュリティやIPの登録ができます。
 そう、そして、このログインページを日本語にしておけば、正直ログインページにたどり着くこと自体が不可能です(但し、日本語自体はUTF-8でエンコードされます)。

まとめ

 サーバーがどこであっても、この4つをやっていれば被害に遭うことはそうそうないと思います。
 ワードプレスは便利である反面狙われやすいCMSのようですので、セキュリティはしっかりしておくにこしたことはありません。実際、私も3.7くらいの時代に、ID「admin」で作って放置していたウェブが撃沈された経験があります。
 この4つの作業でセキュリティ強度は劇的に高まりますので、是非お試しください。

 行政書士みやこ事務所が企画する異業種交流会、第二回開催のご案内です(現在参加者募集中です)。

 京都の他、大阪や神戸で、ビジネスパートナーをお探しの皆様にご縁を繋げる取組として、異業種交流会を開催します。
 参加に必要なものは、名刺(自己紹介したい方のみ)と飲食費の実費のみです。私が企画料を上乗せしたりすることはありません。この取組の趣旨と目的について、より詳しくお知りになりたい皆様は下記のバナーをクリックなさってください。

 異業種交流会の詳しいご案内

 今回は「レイズハンド方式」で行います。レイズハンド方式とは、どこにも載っていない私が作り出した造語で「申込者が定員に達した段階で開催日を決める」というやり方です。
 第一回は2名での開催でしたが、今回は4名定員で募集を行いたいと考えています。

 果たしていつ開催できるのか。一年以内に開催できるのか(笑)。是非ご参加を検討くださいませ。

第二回異業種交流会のご案内

  • 日時:定員に達したのち速やかに決定します。
  • 場所:参加者が食事ができる最寄りのお店
  • 予算:およそ5,000円程度
  • 申込方法:フリーダイヤルをお使いください。
    0120-939-278
  • 備考:お申込時に所属機関等をお伺いします。

 これを読んで、ほんの少しでも「興味あるかな」と思って頂いたみなさま、是非一度ご連絡くださいませ。お待ち申し上げております。

 今日はウェブデザイン向けのトピックです。
 Wordpressの便利なプラグイン、Visual Composer。最近日本語訳がついていますが、正直ちょっと直訳過ぎる印象です(訳者さん、ごめんなさい!)。
 カラム設定の「Inherit from smaller」が「より少なく承継する」と訳されている、その意味が理解できず苦労しました。その苦労を2分で解決できるよう、本稿に記載します。

  • 「より少なく承継する」は「必要に応じて設定」に読み替えよう。
  • つまり、カラム設定には二種類のアプローチがある。
  • まず、要素の「行」で配列を調整できる。
  • だけでなく、行のインナーカラム設定でも配列をコントロールできる。
  • デバイスごとの調整を念頭に使い分けるとよいでしょう。

Visual Composer について

 このプラグインの内容については、日本語の解説もありますので省略します。詳しくはグーグル先生にお問い合わせしてみてください。

カラム設定

 Visual Composer(以下「VC」と省略します)の基本は「行」すなわち「Column」です。
 行自体も要素になっていますが、この中に子要素を埋め込むことでページを構成していきますよね。
 行自体の設定は、標準オプションである全幅(1/1)や複合カラム(1/3+2/3)など様々に構成できる他、カスタム設定として、「1/1+1/6+4/6+1/6+2/3+1/3+1/4+3/4」と言った複雑な構成もできます。
 上記のカスタム設定は、縦で考えると4段になりますが、ブロックとしては一つになります。4つのブロックにせず1つのブロックにしてしまう意味は、背景画像の設定(特にパララックス効果をかける場合)や、idをまとめる場合にあると言えます。
 しかし、idをまとめる場合は、別に一番上のカラムにのみidを設定し、下のブロックにidを入れなければいいだけの話しですので、一番の意味は背景画像にあると思います。

 また、上のカスタム設定の場合、最初に「1/1」の大きなカラムを置いて、その中に、さらにカラムを設定することでもほぼ同じスタイルが実現できます。

まずは、「1/1」
その中に、さらに「1/1」
その後ろでかつ大きな「1/1」の中に「1/6+4/6+1/6」
さらにその後ろに「2/3+1/3」

 と言った具合です。
 当然、この構成ではカラムの数が増える分、コンテナの階層は深くなります。
 ただでさえVCは階層が深いので、そういうこともあって、カスタム設定で一発でカラムを構成できるようにもなっているのでしょう。

 そして、カラム設定としては、外側の設定と内側の設定があります。
 ここで問題になるのが、内側、インナーカラム設定の「Responsive Options」です。

Responsive Options の設定

 この設定、簡単なようで難しい。日本語訳が「より少なく承継する」となっているため、なんのこっちゃさっぱり分からない。これを解説するのが本稿の目的です。

 この設定、あーだこーだとやってみるのが一番なんです。

「より少なく承継する」というのは、正確ではなくて「必要に応じ選択してください」と読み替えるのが良いと私は思います。
ビジュアルコンポーザーのカラム設定

 上の画像の通り、設定項目最上部にある「幅」は、操作画面上の幅を表しています。
 この幅を変えると、操作画面上の幅も変わり、外側のカラム設定(「1/1」等)も変更されます。

 次に、オフセットは、左側のマージンを表します。
 これが、このVCの凄いところですね。

オフセットの効果的な使用例

 たとえば、幅広いサイトの真ん中だけにコンテンツを寄せて作りたい場合を考えましょう。
 この時、古いバージョンのVCでは、「1/6+2/3+1/6」のカラム設定にして、左右の「1/6」は空にしていました。
 しかし、空divはあまり好ましいとは言えません。

 このようなケースでは、次のようなやり方で少しだけスマートなコードを作れます。

①元のカラム設定を「1/1」にする。
②インナーカラムオプションから「Responsive Options」を開く。
③PCのデバイス表示で、オフセットを「1/6」、幅を「2/3」に設定する。

 こうすることで、外側のカラム設定は「1/1」を維持したまま、デバイス単位で表示を変えることができる。つまり、こうなります。

①PCからは左側に「1/6」のマージンを取った「1/6+2/3+1/6」のレイアウトができる。
②タブレット以下では、外部設定のとおり「1/1」で表示される。

 しかし、外部カラム設定を「1/6+2/3+1/6」としても、この「Responsive Options」で、1/6をモバイルで非表示にすれば、同じことが実現できます。

 複数可能なアプローチのうち、どの手法を選択するかは、設定のしやすさ、好みなどに依拠するでしょう。
 私の場合、後からカラム設定を変えることが多いので、複雑なカスタムカラムにしておくと、中の要素が移動して、再設定が面倒になります。
 ですので、比較的シンプルなカラム設定を縦にたくさん並べる傾向があります。

まとめ

 VCの日本語訳、ありがたいのですが、原語の方が分かりやすい部分もあります。poファイル削除すればいいだけなんですが、クライアントワークで使う場合にはそうもいきません。
オプション欄の英語「inherit from smaller」もそこそこ分かりにくい気がしますけれど、「より少なく承継する」と書かれたらもっと分かりにくい。ここは「必要に応じ設定」と読み替えることで、ぐっと使い易くなるはずです。

 ご参考になさってください。ちなみに、VCはビデオチュートリアルも充実してるんですが、英語でいいので解説つけて欲しいですよね。あれみても正直さっぱりでした。

 京都市において、旅館業許可申請に関する新指導要綱が施行され2ヶ月近くが経過しました。
 実際に新指導要綱に関する申請を行っていますが、それに基づく雑感を記載します。

  • この新指導要綱は原則として良いと考えます。
  • 改良できる点もいくつか見受けられると考えます。
  • 事案に応じた柔軟な対応が必要と思います。

 この新指導要綱は、簡易宿所が激増したため頻発してきた近隣トラブルの解消を狙っていると思われるます。
 新指導要綱は、大まかに言えば、事前に計画を公開し自治会との調整を行うこと、道案内や施設の看板設置を徹底し、近隣とのトラブルを減少させるための具体的な施策を定めています。
 実務的に書類を取りまとめる際、正直な感想として「これは割といい」と感じます。

新要綱が良いと思われる点

 この制度は、一見事業者に対する負担が増えているように思えますが、新築する場合の手続を用途変更に準用しているに過ぎず、この負担は妥当なものであると考えます。
 以下、実際の申請事務にあたって感じた点を列挙してきます。

計画の公開(標識設置)について

 この計画の公開(標識の設置)は、近隣への周知義務とあいまって、地域に資するものといえます。

 以前は、計画を公開する必要がなかっため、近隣へのご挨拶は許可取得後になることもありました。
 しかし、付近の住民からすれば「何になるか分からない」という不安定な状態が長く続くことになります。「ゲストハウスっぽいけどどうなんだろう?」という、どうなるかが分からない状態というのは一番良くないことだと私は思います。
 今回、計画の公開が義務づけられることによって、近隣の皆様は「やっぱりゲストハウスなんだ」と知ることができます。ゲストハウスはできれば建って欲しくないと思っている皆様にとっても「どうなるか分からない」状態よりは「ゲストハウスやります」と知る方が精神的には良いのではないでしょうか。
 また、新指導要綱では、近隣への周知も定めています。どの範囲に周知するかまでは決められていませんが、社会常識的に「向かい三軒両隣」に挨拶へ行くことになるでしょう。
 ここで言葉を交わすことが非常に大切だと、実際に事業主の代理で挨拶に言って実感します。
 近隣の皆様不安に思われることは、防犯・失火・ゴミ・騒音が主な項目です。挨拶に行くにあたっては、当然それらに対しどう対処するかを考えていかなければならず、そういう思考を事業者に持たせる、という意味においてもこの新指導要綱は啓発的な意味を持っています。

道順案内書の提出について

 申請時には、事前に道案内するための文書を提出する必要があります。
 これは、深夜に道が分からず近隣を起こして場所を尋ねるという旅行者に対する苦情が多いことに起因した施策でしょう。
 この道案内についても、一定程度の効果があるものと考えています。

改良点

 とはいえ、幾つかの改良すべき点についても、実際に動きながら見えてきました。

標識の内容

 計画公開で用いる標識は、新築時に使用している標識をほとんどそのまま援用した形になっています。しかし、建築確認申請をともなわない用途変更において、建物の高さが変わることは絶対ないと言っても過言ではありません。
 現地調査においても建物の高さを測る術はないわけですので、この意味不明な記載事項は削除または記載不要とすべきです。

標識の設置時期

 これは、要綱の改良点という訳ではないのですが、標識の設置時期は、申請の20日前とされています。
 これに引っ張られると、標識設置してすぐに内装工事という順序になってしまいがちです。新築の場合、標識設置してすぐは工事にかかれないのですが、その縛りがないため「いきなり工事?」と思われてしまう可能性があります。
 ですので、実務的には「標識設置」→「事前挨拶」と考えてしまいがちですが、工事開始日を基準に事前挨拶を先行させることが円滑に進めるコツといえそうです。

事案に応じた柔軟な対応を

 保健センターによる現地確認では、帳場の開口高について必ずチェックが入ります。
 開口高は、原則としては床から天井までの高さの2分の1以上が必要となっています。この取扱については、土間と床のレベルが異なったり、玄関と居室で天井の高さが異なる場合があることから、新指導要綱に基づいて新しい基準が策定されているようです。
 しかし、木造で用途変更する場合、梁を触ることはできないので、帳場のカウンター位置が著しく低い高さになってしまう場合があります。
 この場合、正直またいで十分通れる高さにも関わらず、またぐことを認めず跳ね上げ式等にするよう指導を受けます。
 こういったケースでは、開口部を2分の1より小さくすることを認めることでカウンターの高さを上げることができますので、帳場の開口部については、原則として2分の1以上としつつも、但し書きで柔軟な対応ができるようにして欲しいところです。

まとめ

 新指導要綱の説明を最初に受けた際は「やっかいなこと始まるな」と思いましたが、実際に動き出してみると、この制度は近隣だけでなく事業者にとっても結果的に益となる効果的な制度であると感じます。これはあくまで「指導」の要綱ですので、対応も個別柔軟にできるはず。事業者側も真摯に取り組んでいる訳ですから、審査する側も画一的な判断にとらわれることなく、本質において妥当な審査をお願いしたいところです。

 今日は、Windows7にタッチパネルモニター接続した際に、タッチ機能を有効にするための手法を検討します。

  • タッチデバイスは、USB接続が必要となる。
  • USB接続すれば、大抵の場合上手くいくだろう。

ウィンドウズ7とタッチデバイス

 ウィンドウズ7は標準でタッチデバイスをサポートしています。ですので、タッチパネルモニターを使うことができるのですが、設定してみても、どうも上手くいかない。
 同じような症状でお困りの方に一発回答を差し上げるのが本稿の目的です。

ウィンドウズでタッチパネルモニターを使う方法

 答えは一つ。USBで接続できているかどうかを確認することです。

 タッチパネルの動作は、ディスプレイのケーブルではなくUSBで行うそうです。ですので、ディスプレイケーブル1本だけを差し込んでいくら設定をやってみても、グーグル先生にキーワードを変えて聞いてみても、有効な答えは出てきません。
 この時、USBケーブルを差し込んでみると一発でタッチ機能が可能になります。
 もちろん、ドライバの個別インストールも必要ありません。

Windows7でタッチパネルモニターを使うための手順

 まず、現状を確認します。

  1. スタートをクリックしてメニューを表示させ、コンピューターのところで右クリック。出てきた項目から「プロパティ」を選択します。
  2. 出てきた画面の「ペンとタッチ」という項目を確認します。

ウィンドウズ7でタッチモニターを使う方法1
 上の画像では、タッチデバイスはサポートしていないと表示されます。
 タッチモニターを接続していても、USBを差し込んでいなければ、同じような画面が表示されます。
 この画面が出て次に進めない場合、USBを差し込むことで解決できます。
ウィンドウズ7でタッチモニターを使う方法2
 この画面は、USBを差し込んだ後に確認したものです。

USBを差し込んでも動作しない場合

 USBを差し込んでも動作しない場合、NECさんの次のリンクが参考になるかもしれません(タッチパネル内蔵液晶ディスプレイを含む複数のディスプレイを接続してタッチの設定をする場合の手順書 ~Windows 7 OS 以降~)。私の場合、この手順を踏むことなく、USBを差し込むと一発でタッチパネルが使えるようになっています。
 パソコンを使っていると、ディスプレイと本体をコード二本でつなぐという発想はなかなか出てきません。手順を確認せずに進んでいくと、私のように1時間無駄に検索する羽目になってしまいます。

 ところで、タッチパネル、便利ですが意外に使いませんね。あまり近づけると視力に影響が出ますし、元の位置だと微妙に遠い。…ということで、現在モニターアームとタッチペンを検索中です。
 ご参考になさってください。

「ロングステイコーヒー」って耳になさったことがありますか?
 今日は、この素敵な名前のコーヒーについての雑記です。

  • お客様に優しいこのコーヒーは素晴らしい
  • 採算も悪くなく、カフェの付加価値を高めることができる

ロングステイコーヒーとは

 このロングステイコーヒーとは、日本語に訳すなら「おかわり自由な珈琲」という意味になるでしょうか。
ロングステイコーヒーのお話し
 とある喫茶店のメニューで目にしたこの一品、私は最初意味がよく分かりませんでした。巷のコーヒー店に染まってしまっており「ロング」という単語に引っ張られて「ビッグサイズなんや」と反射的に思いました。
 ところが下に「何杯でもおかわりして頂ける…」という紹介文があったので、「な~るほど」と合点がいったのです。「ステイ」は「stay」なんだと。

 このロングステイコーヒーは、そのお店のブレンドコーヒーよりも100円高い500円。ただし、おかわり自由となっており、紹介文は「何杯でもかわりして頂けるようにアメリカンでお出ししています」と記載されていました。

 普通のカフェでは、無料でおかわり自由というのはまだまだ少数派でしょう。
「おかわりはプラス100円」と記載するのではなく、最初からおかわりを前提としたサービスを提供しているというところがとってもスマートで好感がもてました。
 加えてネーミング。「ロングステイコーヒー」って格好いいじゃないですか。英単語として成立し得ないような並べ方。グーグル先生に聞いてみても「long stay coffee」でひっかかる検索はありません。
 英語的に違和感があっても日本語的にはしっくり収まる。こんなステキな言葉はなかなかありません。

 一般的なコーヒー単価で考えると、仮に3杯飲まれたとしても、お店にとって赤字にはならないでしょう。3杯目で一緒にケーキでも頼んでもらえればラッキーというもの。
 お客様目線のサービスを受ければ財布のヒモも緩んでしまうのが人情ですよね。

ロングステイコーヒーから気づくこと

 このロングステイコーヒーは、ビジネスをしていく上で示唆に富むアイデアだと思えます。一般論で言えばコーヒーは、豆の種類やテイストで分類されていますよね。けれど、それをお客様のタイプで分類している…。こういう視点でメニューを作ると、「カップルコーヒー」「ラバーズコーヒー」「シニアコーヒー」などいくらでも商品を作ることができます。こういうのって法務サービスにも、ウェブのメニュー作成にも視点として活用することができますね。

まとめ

 滅多にみることのない「ロングステイコーヒー」なるメニュー。もしどこかのお店で出会って後ろが差し支えていなければ、携帯を切って頼んで見てはいかがでしょう。そんなメニューを置いていらっしゃるお店は、きっと色んなこだわりがあって、周りを見れば楽しい発見があるかもしれません。
 私としては「ロングステイワイン」なんかが一番ありがたいですけどね。ビールはお腹ふくれるので。

 京都市内で、11月からチラホラ聞こえていた旅館業に関する新指導要綱(京都市旅館業施設における安心全及び地域の生活環境と調和確保に関する指導要綱)が12月1日から実施される、というリーフレットが保健所にならびはじめました。
 正直なところ、実務屋としてはもう少し早くアナウンスしてほしかったところですが、申請できるものについては全て処理できる目処がついてホッとしています。

 今日は、これから民泊を検討なさる皆様にとっても、私たち実務従事者にとっても非常に影響の大きいこの指導要綱実施について検討していきます。

  • 旅館業計画についての看板の設置が義務づけられる。
  • 近隣住民への説明の先行が義務づけられる。
  • 書類が増える。

旅館業新指導要綱

制定日等

 この指導要綱は、PDFファイルによると平成28年11月17日に制定されたようです。それで12月1日施行というのは本当に実務家泣かせと思えます。
 しかも広報資料としてホームページに掲載されたのは11月22日、非常に厳しい日程となっています。

主なポイント

 指導要綱の主なポイントは次のとおりです。

規約・制約の確認と遵守(第4条)

 これは、賃貸物件の家主が簡易宿所営業を許諾しているかどうかを確認したり、分譲マンションの規約提出を義務づけることにより、権原が定かでない施設の許可を防ぐという狙いがあるのでしょう。
 これまでは、旅館業の許可申請には賃貸借契約書の提出さえも不要でした。つまり、施設所有者が誰かは問題にはならなかったのです(とはいえ、消防法令適合通知書交付申請時には必要であったため、消防側でセーフティネットの機能は果たしていた)。

 これからは、不動産の登記事項証明書と申請者をつなぐ書類が必要となります。所有権の登記名義人と申請者が同じなら問題ありませんが、違う場合は賃貸借契約書等が必要になってきます。

 京都市では帳場の関係もあってマンションでの簡易宿所申請はハードルが高いのですが、分譲マンションでの簡易宿所許可申請を視野に入れたものなのか、少し興味がありますね。

計画の公開(第5条)

 これは相当のインパクトですね。申請の20日前から計画を公開し、標識(いわゆる看板)を設置しなければならず、設置後は市長への報告が必要となります。同時に、自治会長へ説明しなければなりません。この標識は、許可取得まで公開を続ける必要があります。
 …闇民泊が返って増えることにならなければよいのですが(笑)。
 この「計画の公開」はなかなかやっかいです。

 今まではこのような規定はありませんでした。建築基準法に準じたものなのでしょうけれど、建物の高さ!まで記載するようになっていますね。正直言って、こういう要素は省略すべきだったと思えます。

許可後の連絡先周知(第6条)

 許可を取得した後は、自治会等へ連絡先を周知しなければなりません。これは改良といえる条項です。
 今の民泊が抱える問題は、施設の連絡先が近隣に周知されていないという点です。ですので、頻繁に場所を聞かれたり、ゴミが散らかっていても、直接苦情が言えない。
 指導要綱の施行を機に、こういったトラブルは減っていくことが期待されます。
 もちろん、事業者には負担になりますが、近隣に迷惑をかけないためにもこれは必要な規定と言えるでしょう。

調査の明確化(第5章)

 今回の指導要綱では、営業者に対する調査に関する記述が明記されました。市は事業者に報告を求めることができる他、必要に応じ立入調査をさせると記載されています。
 但し、この調査に強制権がなく、任意の協力に基づくものであることも明記されています。

無許可営業への措置(第6章)

 これは違法民泊をしている方々にとってなかなかのインパクトですね。
 無許可営業者には張り紙しますと宣言していらっしゃいます。また、警察への告発も行うと。張り紙されてそれを無視しているとちょっとやっかいなことになっていくかもしれません。
 許可を取ろうとする人に対しても厳しい基準を設定した訳ですから、無許可営業の人を放置しておくと、バランスが取れません。これをどの程度運用していくのか、注視しておく必要がありますね。

まとめ

 本稿では、平成28年12月1日からの施行が決定した「京都市旅館業施設における安心全及び地域の生活環境と調和確保に関する指導要綱」について、実務的にインパクトのある条文を抜粋する形で概括しました。

 影響の大きい所ですので、逐条でも検討していきたいと思いますが、年末に差し掛かっていますので、それはまた別の話し、ということで。

 バイク事故では、交通事故の中でも後遺障害について特に留意しなければならない形態です。

 転倒すると、複数の部位で強い衝撃を受けることが一般的で、その全てについて後遺障害を精査していく必要があります。
 本稿では、バイク事故に関する論点を取り扱います。

  • まず、自覚症状を全て洗い出すべきである。
  • 診断と自覚症状の整合性を追求する必要があろう。
  • 不足する点については、再度診断を受けるなどの対応をすべきである。

bike

自覚症状と医師の興味

 事例で考えていきましょう。バイクで国道を直進中、交差点内で対向車線から右折してきた乗用車と衝突、被害者は吹き飛ばされ、10日間意識が戻りませんでした。

 整形外科領域では、右手指他、十数カ所を骨折していらっしゃいました。

 意識が回復なされた後は、これほどの大事故にしては稀とも思えるほどにしっかりと回復していかれ、事故から7か月後にご相談を頂きました。

 ご本人には、漠然とではありますが、物忘れが多くなったり、思い出せないことがあるといった認識があったそうですが、普段の生活にはそれほどの差し支えがなかったため、治療・リハビリは整形外科領域に限ったものでした。

 これはある意味で当たり前のことです。
なぜなら、整形外科医の担当は整形外科領域の事のみであって、脳機能障害を見抜いたり、それについてアドバイスすることは整形外科医の職務の範囲とは言えないためです。

 しかし、被害者にとって、整形外科医はあくまで「お医者さん」です。ですので、脳機能に不安があれば、それについて適切なアドバイスがほしい。たとえ確定診断ではなくても「脳神経外科で見てもらっておいた方がいいですね」の一言がほしいのです。

 けれど、交通事故治療において、整形外科側からそのようなアドバイスがなされることはほとんどありません。

 繰り返しますが、整形外科医の興味はあくあで整形外科領域の治療であって、それ以外は専門外なのです。また、ただでさえ書類が多い交通事故被害者は、できるだけ早期に治癒してほしいというのが勤務医師の率直な想いでしょう(もちろん、それが患者様のためでもあります)。

その後の経過

 さて、7か月後にご相談を受けた際、整形外科領域での後遺障害についてはもちろんのこと、記憶や感覚に関する聴き取りから、高次脳機能障害に関する検査を受けるべきと判断し、検査を手配しました。また、視力障害が疑われたため、交通事故後遺障害に精通した眼科での検査もアレンジしました。

 そのお客様は「もし相談していなかったらどうなっていたのかと考えるとちょっと怖い気がします」とおっしゃっていらっしゃいました。現在被害者請求中ですが、10日間意識を失っていたというほど危険な状態だった損害に対し相応しい補償を得られるよう最善を尽くしました。

バイク事故の問題点

 この事例から分かるように、バイク事故では複数の部位を損傷していることが多くありますが、物理的に考えても頭部を地面にぶつけている可能性は高いという前提で聴き取りをしていきます。

 ところが、医師は自分の専門分野に関する傷病を診断し、治療をしていくことが仕事であって、「どの程度不具合が残っているか」ということを証明するのは仕事ではなく、むしろ証明したくないというのが人情というものでしょう。ましてや、他の領域に関する傷病など、興味がなくて当たり前、という前提から出発していくことが大切です。

 ですので、特にバイク事故で後遺障害を立証していくにあたっては、できるだけ早期に専門家に依頼なさることが良いと言い切ることができます。

まとめ

「交通事故後遺障害」の立証という考え方には二つの方向性があります。一つは、他覚所見と自覚症状について整合性ある障害について必要な資料を揃えることで、これはいわば、MRIを依頼したりという、普通にできることです。

 もう一つは、他覚所見と自覚症状が紐付いていない、いわば隠れた「後遺障害として認められる要素」をしっかりと探しだし、その医学的根拠を取り付けて、最終的な補償へと結びつけるという仕事です。

 当事務所では、この「隠れた障害」「見逃されている障害」をあぶり出すことを重視した相談を行っています。バイク事故でご自身の症状に疑問を持たれた方、今後の流れに不安を感じていらっしゃる方は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

 11月に入りすっかり秋ですね。情報が溢れている現在、過去の名作が埋もれてしまって耳にする機会が減っているようにも思います。
 そこで、今日はみやこ事務所の私的絶品洋楽バラードを選んでいきます。
秋の必聴版

Desperado – Eagles

 名曲はいつ聴いても名曲な訳ですが、このバラードはとりわけ秋の夜長に相応しい。慌ただしい年末に向け、テキーラを飲みながら聴きたいですね。

Tears In Heaven – Eric Clapton

 言わずと知れたクラプトンの名曲。曲にまつわる悲しいエピソードを知らずとも、この旋律の美しさは一度耳にしたら離れません。

Crazy For You – Madonna

 残りやすいメロディーにシンプルな歌詞、そして意外に歌いやすい。80年代を生きた人には忘れられない一曲ですよね。

Memory Motel – The Rolling Stones

 メジャーでなくても私的に入れたい一曲。感傷に浸れる心地よい一曲です。

Every Breath You Take – The Police

 こんな名曲も街やご飯屋さんで耳にすることがめっきりなくなりました。知らない世代の方々には是非ググって頂きたい一曲です。

Save The Best For Last – Vanessa Williams

 今風に言うと「美しすぎる」バラードと言った感じでしょうか。製薬会社さんがCMに使った意図はいまだに謎ですが、アラフォー世代は一度は耳にしている名曲です。

Baby, Don’t You Break My Heart Slow – Vonda Shepard

 アメリカの人気法律ドラマだった「アリーマイラブ」で使われた劇中歌。ミディアムテンポの硬派だけど柔らかい必聴曲。

If we hold on together – Diana Ross

 ドラマのテーマ曲にも使われたしっとりとしたバラード。力強く歌い上げても囁くような優しい声質が素敵です。

People Get Ready – Rod Stewart

 MTVアンプラグドでのストリングス音源を持っています。まさにボーカリストって感じで、大好きな演奏です。

Where Your Road Leads – Trisha Yearwood

 力強いバラードです。短い曲で、それほど有名でもありませんが、大好きな曲です。

Secret Garden – Bruce Springsteen

 私的ベストのラストは、ボスの一曲。トム・クルーズ主演の「エージェント」という映画で使われています。この時のレネ・ゼルウィガーの美しいこと!

 一世代違うとマドンナもブルース・スプリングスティーンも知らないって方がたくさんいらっしゃいます。もちろん、西野カナさんもバックナンバーさんもいいとは思うんですが、この11曲は聴いて損はありません。運良く本稿をご覧になられた皆さまは、是非この中からお気に入りを増やしてくださいませ。バーで口説く際のBGMとしてお使いになるなら、免責事項もチェックしておいてくださいね。

 実務では、条例にも規則にも細則にも載っていない細かな点が問題になります。載っていないから問題になる訳ですが、それらは「内規」と呼ばれる指針に基づいて考えていくというのが実際の流れです。

 今日は、この「内規」について検討します。

  • 内規には、二つの種類があると思える。
  • 内規は、全て公開すべきである。
  • 内規の制定、変更等に関する手続フローを開示すべきである。
  • 簡易な「再審査請求手続」「異議申立手続」があれば便利だと思う

内規とは何なのか

 当ブログお決まりのことですが、「内規」という言葉の意味にあたっておきましょう。

内部の規定。内々のきまり。
-出典『広辞苑 第六版 DVDROM版』

 まんまですね。しかしこれは重要です。内部の規定とありますが、行政手続に内部も外部もない訳で、全ての規定は申請者に適用されることになります。ですので、申請者が関与する部分については、少なくとも内規で運用してはならないのではないでしょうか。

内規で条例と異なる運用ができるのか

 本稿には「書こう」と思った遠因があります。とある手続で、条例に記載されている方法とは違った方法で申請するよう求められ、その根拠を確認したところ「内規」と言われたのです。

 内規が条例に優先するというのは「いかがなものか」感があるのですが、そこで議論しても意味はないので、その場はその方式に従って手続を進めました。

 けれど、これがまかり通るのであれば、条例が無意味になってしまいます。どこのどんな手続かを問題にするつもりはありませんが、内規に意味があるなら、それを反映するように条例を改正するというのが正攻法ではないでしょうか。

「内規」というのは文書として存在するのか

 では、内規という文書は、行政庁に存在するのでしょうか。もちろん、それは機関や部署によってまちまちでしょうけれど、全ての内規が体系となって明文化されているようではなさそうです。もしかしたら「取扱要領」や「実施要領」と言った文言で文書化されているのかもしれませんし、メール連絡でもって内規扱いにしている、ということもあり得るかもしれません。

 しかし、根拠を「内規」というのであれば、その根拠は明示できるものであるべきです。少なくとも、行政手続においては明示できなければならないと私は思います。
 行政手続は、市民生活に身近な手続であり、相当数の件数を処理しなければなりません。これらは一律の基準でなされるべきですし、その基準は誰もが知り得るものでなければならないのではないでしょうか。
 この意味で、私は「内規」と呼ばれる執務基準については、全て公開すべきであると考えます。

 この考え方を突き詰めると、「内規」として成文化されている内規は公開されているものもありますし、私が今回論点としているのは、整理・明文化して公開されていないにも関わらず、担当者が「内規で決まっている」と言えてしまうような「内規」と言えそうです。

要綱について

 要綱というのは、整備して公開されているものですから、ここで言う「内規」とは異なる概念として私は考えています。要綱を定めていても、それでも明確になっていない基準のことです。たとえば、京都府が公開している「建設業許可申請の手引き」は要綱的な性質を有していますが、そこに本人確認書類として「住民票記載事項証明書」という単語が出てきます。
 これは、住民票の写しとは違った証明書として交付申請できますが、実務では住民票の写しで事足りています。この「事足りている」のは内規が存在するためではないかと思うのです。

内規を変更する手続の適正化

 今はやりの「簡易宿所」の許可申請についても、用途変更で行うケースがほとんどのため、想定されていなかったケースが激増し、取扱が短期間で変わるという経験があります。一度他部署で協議したことについて再度の確認を求められたり、法規の解釈に幅が見受けられる印象を持つこともあります。
 手続自体が新しいので、現場が混乱するのはある意味仕方のないことです。ただ、そういった部分を「内規」という概念で処理するのであれば、内規を変更する場合の手続フローを開示することが望ましいと思います。

内規に基づく取扱に関する不服申立方法の整備

 行政処分に関する申立については行政不服審査法に定められていますが、内規は、その前段階で問題となることが多数です。

 ですので、内規に基づいた取扱に関し、異議申立や再審査請求ができる手続があれば便利だと思います。これは、内規の適正化にも資するもので、行政担当者と実務家が力を合わせた、より実践的な内規の運営に役立つものとなるでしょう。

まとめ

 内規というのは、実際の行政手続には広く用いられている概念だと思います。条例や規則で全てを定めるのは困難です。ですので、実務上の取扱要領のようなものはあってしかるべきと思います。ただ、それはやはり公開して共有していかないと、適正な手続を行うことができません。
 是非とも行政における内規という論点については、ご担当者の皆さまにご検討頂きたいところです。

 簡易宿所の許可申請を取った後、ランディングページ制作を受けたりすることがありますが、今回、写真の撮影に関するオーダーが入り、よりユーザーフレンドリーなページを作成するため、写真をパワーポイントのプレゼンに見立ててストーリー仕立てにするという手法を考えました。
 そして、内部写真については英語で解説を加えたのですが、パソコンで表示されても、アプリで観るとどうしても切れてしまう。ということで、掲載に最適なサイズを探しました。

  • 基本的なサイズは1440ピクセル×960ピクセル幅となる。
  • アプリ表示では、パソコン表示に比べてトリミングが行われる。
  • トリミングを想定したコンテナサイズは1276px×850pxが目安となる。

コードから大きさを調べる

 Airbnbで使われる最大サイズの写真は、各リスティングに表示されるカバーページに使われる写真でしょう。画面幅に対して最大表示されていますが、若干滲んでいますので、小さめの写真を強制的に拡大表示させていることが伺えます。
 firebugで元ファイルのサイズに当たってみました。
Airbnbの画像サイズ
 ご覧のとおり、1440×960サイズです(以下、全てサイズの単位は「ピクセル」です)。

 試しに、1920pxでアップしても1440pxにリサイズされますので、ベースになるのはこの「1440×960」というサイズになるでしょう。縦の場合は「960×1440」ですね。

画像を掲載する

 さて、1440×960で作った写真を掲載して見ると、パソコンからバッチリ見えます。ところが、依頼者様から「端が切れて英語が見えない」とご連絡が入りました。
 確かにパソコン画面で表示されている英語表記が、アプリでは見えません。真ん中を中心として、四方をトリミングしているようです。

(パソコンで画像を見る)
パソコンでみたAirbnbのアップロード画像

(モバイルで画像を見る)
モバイルでみたAirbnbのアップロード画像

 そこで、写真からトリミングされているサイズを調べてみました。写真のトリミング具合を元に調節していますので、1ピクセル程度のずれはあるかもしれませんが、ほぼドンピシャリでおさまるはずです。

画像の切れ具合について

 画像の切れ具合は、おおよそ次のイメージです。黒を透過して表示させている1276ピクセル×850ピクセルの範囲がモバイル端末で表示される範囲となります。
Airbnb画像の切り取り具合
 カバー写真は1440ピクセル×960ピクセルの画像で表示されますので、これより小さいサイズで作ると、カバー写真の画像劣化が激しくなってしまいます。ですので、ベースは1440×960として、スマホ対策のことも考えて、文字は1276×850の範囲内でおさめるというのがベストプラクティスのようですね。
 なお、このトリミングラインで適正表示されることは確認済みです。

Airbnbのリスティング対策

 Airbnbのリスティング写真は、単純にたくさん撮って並べるだけではなく、工夫が必要で、その工夫はウェブのマーケティングに直結する要素がたくさんありますね。今回携わってみて非常によく分かりました。
 今後、簡易宿所の件数は激増していくことが予想されますし、こういったマーケティング戦略の方向性は重要になってくることでしょう。
 当事務所では、オリジナリティを持たせたairbnbのリスティング手法を確立しつつあり、実際に効果を発揮しています。
 興味がおありのお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。

ゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

民泊やゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

 ありがたいことに、民泊や簡易宿所の許可申請について、おびただしい数のご相談を頂いております。

 今日は、民泊のご相談を頂く前に、当事務所の執務姿勢をお知り頂きたく、本稿を出稿します。

安全を「ケチる」お手伝いは致しません。

 ホームページの各所でご説明しているように、簡易宿所営業の許可を申請するにあたっては、消防工事を行い「消防法令適合通知書」を取得する必要があります。

 この点について、相当数の皆さまが「自動火災警報装置なんてホームセンターで売ってるのをつけておいたらいいんでしょ?」と言われます。

 ホームセンターに売ってる器具を取り付けるだけで検査に通るかどうかは別問題として、当事務所では、防火対策を軽視する事業者様のお手伝いはしておりません。

 京都は他都市にも増して民家が密集し、道が細く消火活動が困難な街です。
 外国人にとって魅力的に映る京町家ほど、消火活動が難しい場所にありがちです。そこをゲストハウスとして運用しお金を稼ごうとするのに、安全に対しては十分な配慮をしない…そのような事業に対する姿勢は、京都市民としても行政書士としても悲しく思ってしまいます。

 消防設備の重要性は、第一にゲストの命を守ることだと思いますが、その他にも資産的価値のある建物を守り、隣家への延焼を防ぐためにもなくてはならないものです。

 消火活動が困難な大阪の十三駅近くの飲食店街で大規模な火災が発生し、長期間に渡って阪急十三駅の西口自体が使えなくなった事は記憶に新しいでしょう。

 スキーバスの惨事、雑居ビルの火災…人命にかかわったこれらの事態は、安全対策を軽視していたことに一因があることは明らかです。

 火災が起こる確率は高いとは言えません。だからおろそかにしていいのではなく、確率がゼロではないからこそ、必要十分な備えをするべきなのです。

 当事務所では、消火器の設置が法令上必要ではない場合であっても、消防署と協議して、事業主様に消火器の設置をお願いしております。

 事業主様には、是非、法令遵守とは別の視点、ゲストの安全と京都の防火に寄与するという大局的な視点からも、ぬかりない消防設備の設置をお願いしたいと考えます。

「取らなければどうなりますか」はお答えできません。

 厚生労働省が民泊の実態調査を開始するというニュースがありました(平成28年9月24日)が、各自治体では独自に調査して警告を発している所もあるようです。

 京都市のみならず、隣接市においても保健所からの通知が来たということでご相談を頂くケースが増えています。また、京都市においては、違法民泊の現地調査時に「許可を取得するまで新規の予約受付はストップするように」との指導も出ているようです。

 こういった状況の中でご相談頂く際にも「取らないで営業を続けても逮捕されることはありませんよね」と言った質問を受けることがあります。

 このようなアプローチで事業を考えられるのであれば、ずっと闇民泊でなされれば良いと思います。
 この国は法治国家であって、一定のルールに従って皆が生活し、経済活動をしています。「金儲けはしたいけど経費は抑えたい、ルールは守らなくていいものなら守りたくない」というお考えのお客様に、当事務所がお手伝いできることはありません。

まとめ

 消防法令適合通知書交付申請手続は、基本的に当事務所では受託しておらず、設備業者さんに一任しています。
 消防に関する諸届けは想像以上に多く、旅館業の許可申請の何倍もの書類が必要になります。また、消防法令や京都市火災予防条例に照らしての確認が必要で、専門的な知識が必要となります。

 繰り返しになりますが、消防設備は人命と財産を守るなくてはならない設備投資です。
 Airbnbの規約を極めて厳密に解釈すれば、消防設備の年次報告を怠っているだけで、Airbnb側は「法令違反があったので保証や保険は適用できません」と言い得ることができる。こういったリスクも考えなければならないでしょう。

 本稿は、近時の相談事例の中で気になったことを事前にお知り頂きたいと考えて記事を作成しました。

 中には私と見解の異なる行政書士さんもいらっしゃるでしょうし、様々な資格者にご相談なさった上で最適解をお探しになってください。

 Airbnbには「ホスト保証」と「ホスト補償保険」があるから保険は必要ない、他に保険をかけておかなくてもよい、という話しを耳にします。
 しかし、保険は約款が全て、約款をしっかり確認しないと、後でとんでもない目に遭う可能性があります。保険の支払については調査員が様々な調査を行うのが通例ですが、その調査員は「支払ってあげよう」という視点で調査を行うでしょうか。約款上「支払わない」と列挙しているケースに該当しないことをチェックしているのではないでしょうか。
だとすれば、約款を知っておくことは大きな意味があります。

 本稿では、約款に当たりながらAirbnbの保証及び補償の体系について考えます。

  • ホスト側は、法令を遵守していることがリスティングの条件となっている。
  • 保険適用は、サービス利用規約を遵守していることが条件となっている。
  • 無許可のゲストハウスには、保証制度は適用されない可能性が高い。
  • 無許可のゲストハウスで、住宅用火災保険が支払われる訳がない。

ゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

Airbnbが掲載している規約の場所

 Airbnbでは、分かりやすい形で各種規約を掲載していらっしゃいます。
 まずはその場所を確認しておきましょう。

サービス利用規約

ホスト保証の利用規約

 なお、ホスト補償保険については、制度概要を説明するPDFファイルに「約款は一般的な損害賠償責任保険の形式で書かれています。保証範囲と適用除外事項も、一般的な損害賠償責任保険の約款に沿うものです。」と書かれているのみで、約款そのものは掲載されていないようです。
Airbnbの約款を考える。

サービス利用規約

 サービス利用規約は、根本規則となるものです。当たり前のことですが、サービスを利用するにはこの規約に事前に同意しなければならず、遵守する必要があります。

本サイト、本アプリケーション又は本サービスの利用により、本サービスのユーザー登録の有無にかかわらず、お客様は、このサービス利用規約(以下「本規約」といいます)の諸条件を遵守し、法的に拘束されることに同意するものとします。

お客様が、本サイト、本アプリケーション若しくは本サービスを利用した場合、又は本アプリケーション若しくは本サービスを通じて、本サイトからコンテンツをダウンロードし、若しくは本サイトにコンテンツを投稿することで、お客様が本サイト及び本アプリケーションに登録しているか否かを問わず、お客様は、本規約を読了したこと、及び本規約に拘束され、私たちの本サービスを受けること(適用ある場合には、ホスト保証保険プログラム等のプログラムを含みます)について理解し、同意することを示すことになることを認め、同意します。お客様が本規約に同意しない場合、お客様は本サイト、本アプリケーション、本サービス、若しくは総コンテンツにアクセスし又はこれらを利用する一切の権利を有しないものとします。

「読んでいなかった」では済ましませんよ、ということを敢えて書いていらっしゃいます。英語の規約を日本語に和訳していらっしゃるものと思いますが「読了」という単語が規約に出てくるのも珍しいですね。

 さて、この規約を読み進めていきます。規約ですので全てが重要なのですが、本稿の論点として取り上げるのは次の箇所です。

お客様は、ご自身がリスティングに掲載した本宿泊施設並びにこれに対するゲストの予約及び滞在が下記の条件を満たすことを表明し、保証するものとします。

(i) お客様が第三者との間で締結した契約(住宅所有者組合、コンドミニアム、賃貸借に関する契約等)に一切違反しないこと、並びに、

(ii)(a)すべての適用法令(都市計画法、不動産の賃貸借に関する法令等)、税務上の要件、知的財産法及びお客様がリスティングに掲載した本宿泊施設に適用される規則及び規制(すべての必要な許認可、免許、登録等を備えていることを含みます)を遵守していること、及び、

(b)第三者の権利と抵触しないこと。

 当たり前のことですが、この規定は、特に民泊に幾つもの法律が関連する日本においては重要な意味を持つかも知れません。

 つまりAirbnbでリスティングを行うには、その前提として法令を遵守していることが求められるのであって、法令に違反しているリスティングはそもそも認められていない、ということになるのでしょう。

ホスト保証の約款

 では、次にホスト保証の約款を見てみましょう。

「保証対象宿泊施設」とは、本領域内に位置する居住可能な宿泊施設であって、(i) 当該宿泊施設に責任ゲストが滞在する期間、ホストが所有又は法的に支配権を有しており、かつ、(ii) Airbnbサービス利用規約に従ってホストが本サイトのリスティングに掲載し、当該責任ゲストが予約したものをいいます。

 ここでは、保証対象宿泊施設が、サービス利用規約に従っている建物であると定義しています。
 サービス利用規約では、すべての適用法令を遵守していることが要求されていますので、つまり、保証対象宿泊施設は、すべの適用法令を遵守していることが求められている、と読み替えることができます。

 さらに換言すれば、法令を守っていないホストの宿泊施設はそもそも保証の対象にならない、ということです。

 保険会社の調査員でれば、日本でゲストハウスをするには旅館業の許可が必要であることは知っているはず。ですので、許可を得ていない場合、損害が発生しても保証を受けられる可能性は低いと言わざるを得ないでしょう。

ホスト補償保険

 では、もう一つの補償制度であるホスト補償保険は、許可を得ていないゲストハウスであっても利用することができるでしょうか。

 ホスト補償保険については、約款自体が見当たりませんが、その性質は「損害賠償保険」とされています。ですので、第三者から損害賠償請求された場合にそれを肩代わりしてくれる保険ということになります。

 これについては、約款がないため詳細な検討はできませんが、サービス利用規約に違背しているホストはそもそも保護の対象にはならないと考えるのが妥当でしょうし、私見ではありますが、許可を得ていない場合、保険金請求はできないと解します。

保険は約款を読むことからはじまります

 インターネット上の記事には「Airbnbは保証制度が充実しているから安心」と言った内容のものも散見されます。
 しかし、これはあくまで「すべての」法令を遵守している場合に守られる制度であって、複数の規制に服する日本の場合、十分注意する必要があると言えるでしょう。
 そして、現行の制度で考えるなら、保証を受けるためにも許可を得ておくことが望ましい、ということは言うまでもありません。

 失火による延焼については、いわゆる「失火責任法」で保護され得るというのが原則的な考え方でしょうけれど、重過失の場合、賠償責任が発生する可能性もあります。
 この論点については改めて検討することに致します。

投稿日:

本稿は旧条例に基づいた解説です。平成30年6月15日に条例改正がなされています。改正後の条例等に関しては京都市情報館のページをご覧下さい。

 今日は、京都市における旅館業法関連規定を事務所ホームページに掲載したことについてのご案内です。

 当事務所では、検索の利便性を高めることを目的として、「京都市旅館業法に基づく衛生に必要な措置及び構造設備の基準等に関する条例」及び「京都市旅館業法施行細則」を文字データに起こして掲載致しました。

 これらの条例・施行細則は、当然京都市のホームページからアクセスすることができます。
 しかし、ファイル形式がPDFであって、出力された用紙をスキャンしてPDF化されていると思われるため、検索機能が使えません。

 法規を読み込む際に検索機能が使えないのは実務家にとっては使いづらいものです。
 そこで、文字データにして自分も他の皆様にも便利にお使い頂こうと考えた次第です。

 ページにはこちらからアクセスできます。

民泊やゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

当事務所で掲載したページがインデックスされない現象

 ところで、当事務所のページは当然ながら全てが検索エンジンにインデックスされていますが、この二つのページは検索結果に表示されません。

 検索結果を順に進んでいくと、最後に「最も的確な検索結果を表示するために、上の○○件と似たページは除外されています。検索結果をすべて表示するには、ここから再検索してください。」というメッセージが現れます。
 そして、そこで再検索を行うと、当事務所が掲載した条例文が1ページ目に表示されます。

 これは非常に興味深い現象で、グーグルの検索に対する姿勢を考えるための良い材料です。

 グーグルは、インターネット上には、全く同じ情報は二つは要らない、というのが原則的な考え方なのでしょう。
 京都市がリリースしている情報と当事務所の情報、当然、全く同じであれば、京都市の情報の方が信憑性が高いと判断されるでしょうし、そうなれば、当事務所のページは紛らわしいだけであって、検索結果に掲載する価値がない…と判断されても無理はありません。

 しかし、この条文の記載は、実務家がページ内を検索する際によく使う「ctrl+F」での検索を有効に活用するためにリリースしたもので、私としては、インターネット上で価値が高いと判断して掲載しています。

 このあたり、グーグルさんも評価して頂きたいな、とは思います。

 しかしながらPDFとはいえ、キャッシュを見ると一応全文が掲載されていますし、検索ができない訳ではありません。でも普通PDFがダメならキャッシュで…なんて思いつきませんよね。

信用できるのは根拠法令です

 民泊に限ったことではありませんが、世の中には仕組みを解説しているホームページがたくさんあります。
 けれど、それらが全て正しいという保証はどこにもありません。選択する時、決断する際に拠り所となるのはやはり根拠法令です。ですので、根拠法令にあたっておくというのは非常に意味のあることだと私は考えています。検索結果に表示されないのは残念ではありますが、ページ内検索に対応できるこれらのページを是非ご活用ください。

投稿日:

 今日は、避難経路図にまつわるお話しです。
 普通、行政書士が避難経路図まで作るんかいな?という感じとは思いますが、ウチはやります、お客様のためであれば!
 ということで、行政書士のための避難経路図作成、いってみましょう。

民泊やゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

様式について

 様式については、おそらくは任意様式であると思います(私見)。縮尺に関する規定がある訳でなく、色彩についての指示がある訳ではありません。図面上に非常照明の位置を落とし込み、避難経路を書けば、それで完成になります。

私が作成時に気をつけたこと

 簡易宿所の許可申請は、多くが外国人観光客の利用も想定していらしゃるはずです。ですので、私は「避難経路図」の下部に「Emergency route」と英語を付記しています。
 また、客室についても英語表記を考えましたが、あまりゴチャゴチャすると視認性を害することになると考え、色付けして現在地を示唆しています。

貼り付ける場所について

 これが最も難関なんです。調べても載ってない。本稿の趣旨はこの「避難経路図と貼り付ける場所の位置関係及び図面の向き」をお伝えすることです。
 消防局に問い合わせると「図面の向きに気をつけるように」と指導を受けるのですが、この意味がよく分からない。自分で書いて自分で検査に立ち会ってはじめて分かりました。
 部屋の中にある壁4面のうち、貼り付ける面が一番上になるように図面を印刷する必要があります。
 つまり、寝室が複数ある場合、貼り付ける壁の面によっては、図面のどこが上になるかが変わってくるということなんです。

 実際の図面でお話ししましょう。
簡易宿所の避難経路図
 この避難経路図を貼り付けたのが、赤線でマークしている部分です。これは、上手くいきました。ドアの位置が上を向いていたので問題なかったんですね。

 ところが、次の図面はどうでしょう。
keiro2
 本来、ドア本体かその付近に取り付けるべきでしょうが、ドアは下を向いています。ですので、そこにつけると(見えてませんが)上にあるタイトル「避難経路図」が逆さまになってしまうのです。ですので、ドアとは反対側の壁につけた、ということになります。

 この避難経路図作成の結論は、上述のとおり「貼る側の壁が図面上の上側になる」ということです。

実際の検査では

 この避難経路図は、貼り付ける場所まで指定がある訳ではありません(少なくとも京都市では)。ですので、正直、どのような避難経路図であっても、上を向いている壁に貼り付ければ整合性は取れることになります。
 しかし、住宅地等で申請をすることが多い簡易宿所の許可申請において、本質を考えるのであれば、この避難経路図はドア付近につけておくことが望ましいのではないでしょうか。

まとめ

 毎回のことですが、消防の検査は当然厳しく検査されることになります。人命に関わることですからそれは当然のこと。規則にないからといって甘えることなく、本質を見極めて備えたいものです。
 また、簡易宿所にそもそもガスコンロ等の調理器具は不要と思いますし、文化の違う方々が火器を使用するのは危険だと思いますので、リフォームなさる際にはオール電化をお勧めしたりしています。
 調べても調べてもなっかなか答えが見つからなかったこの「避難経路図の向き」について、多くの実務家さんのご参考にして頂ければ幸いです。そして、今日のお話はきっとバーでの口説き文句に使えること請け合いですので、免責事項のチェックもお忘れなく!

投稿日:

 今日は、代わり映えしないスーツSPAの売り場に対し、売上が少なくとも10%は上がるであろう秘策を提言します。

 私の住む街には、スーツSPAでこの8月(2016年)に東証1部上場となったメーカーさんの本社があります。
 そのメーカーには、実は店舗型のアウトレット店があり、市内にも数店舗見受けられます。
 一着の単価が比較的リーズナブルなSPAですが、そのアウトレット店でも在庫は多く、セール時にも混雑しているようではありません。

 私はスーツが大好きで、破格値のスーツを上手いこと調達する手腕には自信を持っているのですが、最近は欲しいスーツが見当たりません。結局オーダーという割高な道を選ばなければならない。
 ですので、SPAさんにはもっとスーツ好きのニーズに応えて頂きたく、ここにその方法を提言します。

1.ピークドラペルのシングルを増やすべきだ

 トム・フォードがグッチにいた時から好んで用いたシングルスーツのピークドラペル。このお洒落なデザインは日本のビジネスシーンではまだまだごく少数派にとどまっています。
 スリムで着丈も短くてという、代わり映えしないスーツの中で割と差別化を図れるこのピークドラペルのシングルスーツは、販売数自体がまだまだ少ないのです。

 いくつかのSPAさんを回っても「ピークドラペルのシングルは置いてない」と自信を持って言われます。

 いやいやいや。
 スーツって思うほど差別化ができない服だと私は思います。好きな人であれば「ステッチ格好いいな」とか「いい素材やな」と感じる人もいるでしょう。けれど、それはごく少数の方々であって、「おっ」と思わせるには、初見で目に見えて分かる差別化が必要なのではないでしょうか。

 百貨店の「2着○万円セール」という催しに行っても、ピークドラペルを扱っているところはほとんどありません。けれど、扱っている処は、一番目立つ場所にその商品をディスプレイしていました。
 やっぱりそうなんです。このピークドラペルのシングルスーツは、差別化を図れる「売れ筋になり得る」商品なんです。
 であれば、SPAや百貨店のバイヤーさんは、もっとこのスーツの比率を上げることに注力すべきだ、と私は考えます。
 世の男性ビジネスパーソンは、それほどスーツにお金をかけられる訳ではない。だからこそ、固い財布の口を開けさせるためには、パンチの効いた商品が必要ではないでしょうか。

 ピークドラペルとはいっても、大きさにより印象は大きくことなります。ナローとワイド、二種類のラペルを出すことで、売上は確実に上がるものと考えます。
ピークドラペルの種類

2.スリムにすべきは上腕部分です

 最新流行は少し太めのラインになりつつあるようですが、街のスーツ屋さんでは超がつくほどスリムなラインがまだまだ主流派です。
 Aラインであっても太もも部分がピッチリで、試着したら「座れるんかいな」と思えるようなスーツもたくさんあります。
 ところが、特に上腕部分についてはどうも余裕がありがちで、そのギャップがしっくりこないのです。
 上腕についてはYラインAラインと体型別でも個人差が大きい箇所でしょうし、少し大きめになってしまうのはやむを得ないのかもしれません(お直しも難しい)。
 けれど、ここは、今よりももう少しスリムにして頂きたい。
 ピッタリとフィットするラインは確実に売れると考えます。

3.多様性に応えるべきと考えます

 ピークドラペルの主張とも重なりますが、もう少しデザインの種類が選べる方がいいのではないでしょうか。それぞれのスーツに明らかな特徴を持たせれば、多様なニーズを拾うことができます。
 現状では、正直、柄と素材だけが選択肢のような気がします。腰回りを絞るとかそういうことだけでなく、襟の大きさを変える、Vゾーンの深さを変えるなど、選ぶのが楽しくなるような選択肢を作って頂きたいです。

まとめ

 スーツで数を売るためには、個性を打ち出すことが必要ではないかと思います。何故なら、買う側は同じようなものを何着も持っているよりかは、色んなスーツを楽しんで着たいからです。
 SPAのストアには所狭しとスーツが並んでいますが、本当に着たいと思えるスーツに出会える機会は滅多にありません。是非スーツ好きのビジネスパーソンのために、少し尖ったスーツを企画してください。

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 簡易宿所の許可申請では、建物との関わり合いが不可欠です。
 なかには「他の行政書士に登記記録に居宅と書かれているから許可申請できないと言われた」というご相談を受けることもあります。
 意外に知られていないこの「建物の用途・種類」という論点について検討してみましょう。

民泊やゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

建物の「用途・種類」

 建物には、用途や種類があります。建物は、当然建てる際に用途を想定して建築するはずです。建物の建築に関する法律は「建築基準法」ですが、そこでは建物に用途という概念をあてはめて、その用途毎に必要な規定を定めています。
 建築基準法施行時に建っていた建物を取り扱うことも少なくありませんが、建築基準法が施行される前に建築について定めていた「市街地建築物法」についても用途に関する規定がありました。
 建物は建てる時点で使う用途を考え、その用途に適合した建築を行う必要がある、ということになります。
 建築基準法施行規則には建物の主要用途が定められています。その一部を列挙しましょう。

簡易宿所の許可申請で問題となる「用途変更」

 民泊、すなわち簡易宿所の許可申請でよく問題となるのが「用途変更」です。この用途変更は、建築基準法上の主要用途を、たとえば「一戸建ての住宅」から「旅館」に変更する、ということです。
 よく「100㎡を超えない建物は用途変更の手続が必要ない」という話しを耳にしますが、実際の建物の使い方が変われば、建物の用途は自動的に変わります。
 届出をしていようがいなかろうが、簡易宿所の許可を取ってようが取ってなかろうが、ゲストハウスを始めたらその建物は自動的に建築基準法上は旅館用途の建物となる、ということです。
 ですので、面積にかかわらず用途変更は常に頭に入れておかなければなりません。これは類似用途間で用途変更手続が不要とされる場合も同じでしょう。手続が不要なだけであって、用途変更になることは変わりがないからです。
建物の用途

建物を建ててからの登記

 さて、建築基準法に則って確認申請を行い、無事建物ができあがりました。次にするのが建物の登記です。まず「建物表題登記」を申請して表題部を作成し、その後「所有権保存」登記をするのが一般的な流れですね。
 このとき、建物表題登記申請時には、建物の種類が登記事項となります。
 建物の種類は、法令で完全に種類が定められているということはなく、建物の実情に相応しい種類で申請を行います。
 主たる建物が居宅で附属建物が共同住宅、といった登記記録もあるかもしれません。

登記と簡易宿所の許可申請

 基本的に、簡易宿所の営業許可申請を得て旅館業をはじめると、当然建物の種類も変更になりますので、不動産登記法第51条の定めにより、変更から一ヶ月以内に変更登記を行う必要があります。

課税対象としての建物

 建物の登記をすると(しなくても)、固定資産税はしっかり課税されますね。京都市では、未登記建物には9000番代の家屋番号が独自に付されているようです。
 この建物の固定資産税を算出する際にも「用途別区分」が設定されており、京都市では木造13種類、非木造9種類合計23種類の用途が固定資産税の算出に用いられています。

固定資産税と簡易宿所の許可申請

 簡易宿所の許可申請をした際に、役所の固定資産税課に届け出る義務があるのかどうかまでは調べることができませんでした。各役所には「届出してね」というお願い文のようなものが掲載されていますが、これらの文面から考えると強制力はなさそうです(私見)。
 一般的には建物表題変更登記申請をチェックした役所が現地確認に行くという流れになるのでしょうか。
 ちなみにですが、旅館用途になると、住宅用地である場合の土地の軽減税率が適用されなくなりますね。

まとめ

 建物の用途や種類は、本来実情に応じて定められたものが、どの手続にも引き継がれて用いられるのが理想的です。しかし、現実はそうではなく、店舗のまま住宅になっていたり、逆に住宅を店舗に転用しているケースもあります。
 このあたり、縦割り行政の弊害を感じてしまいますね。

 簡易宿所の許可申請では、とかく建築基準法上の用途変更だけがクローズアップされがちですが、建物の用途とは意外に奥深い論点があるということをお伝えすべく本稿を出稿します。
 登記や固定資産税などは行政書士業務の範囲外です。建物の用途変更は建築士、建物表題登記は土地家屋調査士、税金は税理士さんがそれぞれ専門家となりますが、縦割りの情報を集約するため、敢えて行政書士のブログで取り上げました。隣接専門家の皆さまにおかれましては、掲載趣旨をご理解頂きますようお願い致します。
 免責事項のチェックもお忘れなきよう。

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 今日は、私が足繁く通う北白川のイタリア料理店をご紹介致します。
京都・北白川のイタリアレストラン『ALICE』

美味しく、あたたかく、そして、柔らかい

 そのお店の名前は『ALICE』(アリーチェ)、イタリア語で鰯を意味するそうです。
 オープンしたのは3月末。北白川別当の交差点(山中越えへの入口)を少し東に入った北側にあります。
北白川別当のイタリアレストラン
 料理はお手頃プライスでしかも美味しい。お店は洒落た雰囲気で、暖色系の照明でほっこり過ごすことができます。そして、人。オーナーご夫妻で経営していらっしゃいますが、フレンドリーで細やかな心遣いに柔らかく包まれているような感じが私は大好きです。
 月曜日の夜と火曜日がお休みで、それ以外はランチとディナーの二部制で営業していらしゃいます。最近コースも始められました。
本格イタリアンがお手頃価格で食べられます。

生まれたばかりのお店です

 ALICEのオーナー夫妻は、15年近くイタリアのレストランで働いていらっしゃったそうです。厨房の中の会話はイタリア語、そういう雰囲気もアリーチェの魅力です。

 まだまだ生まれたばかり、しかもイタリア生活が長かったこともあり、日本でのニーズについて質問を受けることもあります。これからもどんどん進化していかれると思いますし、新作も出していらっしゃるようなので、ますます楽しみです。

FINGER’Sの厨房経験?

 ALICEのホームページにもまだ書かれていませんが、オーナーシェフは、ミラノの有名な和食レストラン『FINGER’S』で厨房を仕切っていたほどの経験の持ち主でいらっしゃいます。フィンガーズは人気店で、かつ、元ACミラン選手のセードルフ氏が共同経営者の一人ですので、カカーやアンチェロッティなど、ACミランの選手はもちろんのこと、思いもよらぬ有名人がいらっしゃっていたとか(在籍時、のお話しです)。
 同店がサルデーニャ島のホテルに期間限定で出店なさった時のエピソードなど、楽しいお話しを聞くことができるかもしれません。

ALICEでお会いしましょう

 私はお一人様ALICE、お客様×ALICE、家族ALICEなどなど足繁く通っていますが、一番好きなのは金曜の夜、カウンターでワインを飲みながら本を読む時間です。
 週末に独り、ほろ酔いワインと美味しい料理…そして三国志…。他に何が必要というのか!という感じです。
 金曜日に限らず、夜、カウンターで独り読書しているメガネの男子がいたら、それは高い確率で私ですので、よかったらお声がけくださいね。

 誰が作ったの!と聞きたくなるくらい素敵なALICEホームページもよろしくお願い致します(当事務所で作ってます)。
ALICE – 京都・北白川のイタリアレストラン
ALICE、コース料理も美味しいですよ!

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 高校時代に甲子園で人気者となったプロ野球選手が、高級外車をもらった・借りたという記事がインターネットを賑わしました。

 最終的に、その選手は車をリースで借り受けていて、毎月リース料を支払っているということでしたが、今回新たに「車庫飛ばし」の問題が週刊誌で報道されているようです。
 今回は、この問題を素材にして自動車登録と車庫証明について考えていきましょう。

自動車の貸し借り

 自動車に限ったことではありませんが、その財産の所有者と実際に使用収益を行う使用者が異なる場合があります。
 賃貸マンションが典型事例と言えますね。マンションを借りても所有権は当然移転しません。賃貸借契約を結んでいるわけですから、これは当たり前のことです。

 自動車の場合でも、所有者と使用者が異なるケースがあります。レンタカーは車の賃貸借契約の一種ですが、もっと長期間車を借り受ける場合、リース契約を締結するのが一般的です。

カーリース契約とは

 自動車のリース契約とは、その自動車を一旦リース会社が買い受けて、それを使用者が借り受ける形態の契約です。

 借りる側からすれば、契約はどうあれ使える訳ですから、違いなどないように感じるかもしれません。しかし、原則論で言えば、通常使用における修繕義務や瑕疵担保責任は、レンタルの場合、貸し手の負担となります。一方、リース契約の場合、それは借り手が負担します。また、レンタカーの場合はナンバープレートが「わ」になりますし、毎年車検となりますね。

 一般的には、長期のレンタカー契約よりもリース契約の方が割安になることが多く、また、車種も借り手側で指定することができるため、1年以上の契約の場合、リース契約になることが多いと言えるでしょう。

 リース契約を行う場合、車検証の所有者欄には、リース会社の名前が、また、使用者欄には実際に車両を使う借り手の名前を記載することになります。
車庫証明は大事な書類です!

自動車登録と車庫、車庫証明

 ところで、自動車は、登録しなければ使うことはできません。
「道路運送車両法」には「 自動車(軽自動車、小型特殊自動車及び二輪の小型自動車を除く)は登録を受けなければ運行の用に供してはならない(第4条)」と定められています。
 そして、普通自動車を登録する場合、自動車保管場所証明書を得なければ、運輸支局に登録することはできません。
 この自動車保管場所証明書が「車庫証明」と言われるものです。

 根拠法令は「自動車の保管場所の確保等に関する法律」です。

第三条  自動車の保有者は、道路上の場所以外の場所において、当該自動車の保管場所(自動車の使用の本拠の位置との間の距離その他の事項について政令で定める要件を備えるものに限る。第十一条第一項を除き、以下同じ。)を確保しなければならない。

第四条  道路運送車両法第四条 に規定する処分、同法第十二条 に規定する処分(使用の本拠の位置の変更に係るものに限る。以下同じ。)又は同法第十三条 に規定する処分(使用の本拠の位置の変更を伴う場合に限る。以下同じ。)を受けようとする者は、当該行政庁に対して、警察署長の交付する道路上の場所以外の場所に当該自動車の保管場所を確保していることを証する書面で政令で定めるものを提出しなければならない。ただし、その者が、警察署長に対して、当該書面に相当するものとして政令で定める通知を当該行政庁に対して行うべきことを申請したときは、この限りでない。
(以下省略)

 このように、法律で、(二輪の小型自動車、二輪の軽自動車及び二輪の小型特殊自動車を除く)自動車の保有者は、車庫を確保し、登録においては警察署長の交付する車庫証明を添付する必要がある旨、定められているという訳です。

問題へのあてはめ

 週刊誌の記事から推測すると、今回問題となっている選手が使用している自動車は、同選手にリースされているものではなく、会社が一旦リースして、選手に貸与していると考えられます。
 記事によれば、車庫証明は当該会社で取得されていたということですから、恐らく車検証の使用者は会社名義となっている(或いは、いた)はずです。
 しかし、自動車は選手個人のため「だけ」に使用されている訳ですから、使用者は選手個人であるのが本来の登録実務のあるべき姿と言えます。
 選手が会社に対して月12万円のリース料を支払っていたという報道もあることを考えると、高級外車の使用者は選手本人であると考えるのが妥当でしょう。

 とはいえ、車検証上の使用者を変更するには、リース会社の印鑑証明書が必要となるため、これは実際上難しい。かといって、保管場所を変更しようとしても、距離の要件を満たせなくなってしまいます。車庫は使用の本拠の位置から2キロ以内である必要があるからです。会社名義で車庫証明を申請する以上、使用の本拠の位置の変更も難しいでしょう。

 「自動車の保管場所の確保等に関する法律」では、保管場所を変更した場合、15日以内に変更後の保管場所の位置等を届け出る必要がある旨、定められています。違反すれば10万円以下の罰金という罰則も定められています。

 本件の場合、そもそも車検証に記載すべき使用者が正しくなかったため(或いは適正に変更されていなかったため)に、車庫の変更もできないという状態になっています。
 これを是正するためには、リース会社の協力を得て使用者を変更するしか方法はなさそうです。

まとめ

 今回検討した事例とまったく違いはしますが、東京から京都に引っ越してきて、そのまま京都で車庫を借りて自動車に乗り続ける行為も、厳密に考えると「車庫飛ばし」になります。
「コンプライアンス」が声高に謳われる昨今、悪質な事例でなくとも、法が定める手続や届出に背いたり懈怠していると、それだけで手痛いダメージを受けることにもなりかねません。
 行政書士の仕事として「車庫証明取ったりする人でしょ」と軽い嘲りのニュアンスで言われたことがあります。
 お客様のために実体を正しく確認して車庫証明を取ることも、行政書士の大切な仕事。当事務所でも胸を張って宣伝しております。

 今日のトピックは久し振りにバーの口説き文句で使える部類だったでしょうか。もしお使いになる場合は免責事項のご確認をお忘れなく。

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 本日(平成28年7月8日)京都市から発表された資料によると、平成28年7月13日から、京都市が「民泊通報・相談窓口」を設置し、民泊に関する相談対応を開始するそうです。
 今日は、この「民泊通報・相談窓口」の設置について、掘り下げて検討しつつ、民泊の問題点について考えてみましょう。

設置の趣旨

 発表時の所管部署としては「産業観光局観光MICE推進室」が記載されています。旅館業法に基づく許可申請を担当するのは医務衛生課ですので、ラインとしては別になるようですね。オペレーターは外部委託のようですし、マニュアルにそった対応となるのでしょうか。

 さて、設置の趣旨として、プレスリリースには次のように記載されています。

所在地が不明な民泊施設については,市民の皆様からの通報をいち早く積極的に集め適正化を図り,市民の皆様の不安に的確に対応すること,また,適法に民泊を始める為の相談等に対応していくことを目的に,下記のとおり,「民泊」の通報・相談窓口を設置します

 この趣旨をさら分解すると次のように解せるでしょう。

 最初の二つについては、違法民泊に対する警告的意味合いを含んでいると言えるでしょう。現に「違法民泊が大多数」という記事が新聞に載った日は、10件近い電話がかかってきました。所在地が正確に分かれば、指導も行いやすくなりますね。
 ところで、違法民泊を継続していると、厳密に考えてどういう罰を受けるのか、という点も知っておく必要があります。根拠法は旅館業法です。

第十条  左の各号の一に該当する者は、これを六月以下の懲役又は三万円以下の罰金に処する。
一  第三条第一項の規定に違反して同条同項の規定による許可を受けないで旅館業を経営した者
二  第八条の規定による命令に違反した者

 まさか懲役刑に処せられることはないでしょうし、あったとしても執行猶予がつくことでしょう。けれど、最も悪いケースを知っておくことはビジネスを継続する上で非常に大切です。無許可営業はリスクがある、ということですね。

 次に「不安に的確に対応する」と記載されていますが、これはもしかしたら保健センターに情報を提供して、何らかの措置が講じられる可能性が考えられます。
 現地へ行って指導するなどの対応が本格化してくるかもしれません。

 最後の「相談対応」は、民泊を開始するにあたって必要な事柄を教えてくださる、ということなのでしょう。市役所対応ですから、間違ったことは言われないでしょうし、安心して相談できるでしょう。

民泊は、何が問題なのか

 今回の窓口は、違法な民泊の通報窓口としての機能を有している点が特徴ですが、違法物件だけでなく、適法に許可を取得した民泊であっても地域からはあまり歓迎されていないのが実情のようです。
 もちろん、飲食店が中心で近くに住環境を害される方々がいらっしゃらない場合、お商売をやっているお店にとっては有り難いことなのかも知れません。
 けれど、ごく一般的な住宅街の中に、突如民泊ができると、多くの人が迷惑に感じられることもまた事実です。

 一体、何に問題があるのでしょうか。

 相談をお受けしている中では「キャスター音がうるさい」ということと「横に並んで歩いて危ない」というのが最も迷惑に感じられる点のようです。
 朝早く、また夜遅く、何人もの宿泊者が連れ立って「ガラガラー」とキャスター付きのスーツケースを転がして通られるのは、近隣の皆様にとってはかなり迷惑のようです。
 実際、お客様の中には「キャスター音があまりにうるさくて引っ越しした」という方がいらっしゃいます(ただし、原因はキャスター音のみではありません)。
 また、狭い道を並んでスマートフォンを見ながら歩いていらっしゃる姿をよく見かけますが、それも評判が良くないようですね。

 実務に携わっている人間から見れば、民泊では火器使用を禁じてもいいのではないかと思います。京都で民泊施設から出火したというニュースは聞いたことがありませんが、他国で違った機器を使って大丈夫なのかといつも心配に思います。
 消防署では火災時のガイダンスなど、様々な工夫をはじめていらっしゃいますが、一番確実なことは、火器の使用を禁じてしまうことではないかと思います。
 ただ、喫煙までを禁止すると周囲に多大な迷惑がかかってしまいますし、悩ましいところではあります。

この窓口は有効に活用されるべきです

 適法に許可を得て営業している施設がある以上、違法な民泊は駆逐すべきです。これは、現在の制度を運用していくためには非常に重要です。

 地域との融和策として、(現実的とは言えませんが)町内会にお金が流れるようにする仕組みを作るということも考えられます。民泊を登録制・更新制にして、毎年課金する。そして、その何割かをその施設がある町内会に交付するという流れです。
 町内会長への報告を許可の必要要件にするなどの工夫をすれば、実現できるかもしれません。
 このように、制度を改善し、有効に活用していくためには、そもそも、皆が適法に許可を取得している必要があります。

 そういう意味でも、現状の枠組みで進んでいくのであれば、違法な状態は解消していく必要がある。それに納得できないなら、新しい制度を作るために動いていかなければなりません。

まとめ

 そもそも民泊とは、旅館業法が想定していなかったビジネスモデルであって、一気に過熱したビジネスに対応するため、便宜上、旅館業法の「簡易宿所」を使って対応したに過ぎません。
 ですので、本来的には民泊に対応した新しい枠組みを作っていくことが必要と言えます。しかし、既存の旅館や簡易宿所(民宿)は、建築基準法等の基準をクリアするため、費用をかけて開業している訳ですし、そのあたりのバランスを考えることも重要でしょう。 また、京都は繁華街の地域が少なく、普通の住宅街で民泊が行われるという特性も考慮しなければなりません。

 確かに欧米のモデルを参考にしながら日数を設けて登録制にするというのも一つの方法かもしれません。けれど、住環境は国や地域によりまちまちな訳ですから、日本の現状に合致した制度設計を志向する意識が重要になってくると私は思います。
 副業で行う人も増えていますが、徴税への手当ても重要になってくるでしょう。

 日本の官僚諸氏は有能であるとされていますが、ここはその有能さの見せ所。誰もがハッピーになれる制度を作り出し、諸外国にも参考にされるようなフラグシップモデルを作り出して頂きたいものですね。

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本稿は旧条例に基づいた解説です。最新の解説は「京都市における簡易宿所+玄関帳場の最新情報」をクリックしてご覧ください。

平成30年6月15日、条例が改正され施設外帳場の概念が導入されました。その詳細については施設外玄関帳場に関するまとめをご覧ください。なお、本稿で解説されている町家の場合、引き続き帳場は必要ありませんが、施設から移動距離でおおむね800m以内の場所に駆け付け要員を駐在させる必要があります。

京都市においては、簡易宿所の許可申請を行う場合、原則として帳場が必要となります。

 しかし、一定の要件を満たすことで、帳場を不要とすることができます。
 今日は、その要件を検討します。

京都市の旅館業許可申請、報酬168,000円でお手伝いしています。

玄関帳場に関連する条文

 まずは条文にあたりましょう。
 玄関帳場は、原則として必要とされていますが、その根拠条文は「京都市旅館業法に基づく衛生に必要な措置及び構造設備の基準等に関する条例」にあります。

(簡易宿所営業の施設の構造設備の基準)
第5条 令第1条第3項第7号に規定する構造設備の基準は、次に掲げるとおりとする。
(1) 2人以上を収容する客室の数が、客室の総数の2分の1を超えていること。
(2) 玄関帳場その他これに類する設備を設けること。ただし、特別の事情がある場合は、この限りでない。
2 前項に規定するもののほか、令第1条第3項第7号に規定する構造設備の基準については、第3条第3号から第8号まで及び前条第1項第2号の規定を準用する。この場合において、同号中「旅館営業」とあるのは、「簡易宿所営業」と読み替えるものとする。

 この条文にあるように、原則的には、簡易宿所であっても、玄関帳場は必要になります。しかし、但し書きで「特別の事情」がある場合には、例外的に不要であるとしています。その規定は、「京都市旅館業法施行細則」に定められています。

(簡易宿所営業の施設に玄関帳場等を設置する必要がない場合)
第8条 条例第5条第1項第2号ただし書に規定する特別の事情がある場合は、京町家(生活の中から生み出された特徴のある形態及び意匠を有する木造の建築物で伝統的な建築様式によるもの(建築基準法の規定が適用されるに至った際現に存し、又はその際現に建築、修籍若しくは模様替えの工事中であった建築物に限る。)をいう。)を活用して営業を行う場合において、施設の構造設備及び営業の態様が次に掲げる要件を満たすものであるときとする。
 (1) 客室の数は、1室とすること。
 (2) 施設の全てを宿泊者の利用に供するものであること。
 (3) 宿泊の形態が、1回の宿泊について、少人数で構成される1組に限られるものであること。
 (4) 施設の鍵の受渡しを宿泊者と面接して行うこと。
 (5) 営業者又は営業者の使用人その他の従業者(以下「営業者等」という。)の連絡先を施設内に明示し、かつ、営業者等が宿泊者から連絡を受けたときは、速やかに施設に到着することができる範囲内に所在していること。

条文の意訳

各要件を、実務に則した意味合いで翻訳します。
【前提】京町家を活用して営業すること。
(1)建物全てを1つの客室とみなすこと。
(2)施設の全てが宿泊者のみの利用を対象とするものであること。
(3)1回につき1組の利用とすること
(4)鍵は面接によって受け取ること。
(5)営業者が、建物から概ね10分~20分程度に居ること。

 まず、前提は京町家で、建築基準法が施行された昭和25年11月23日にに現存するか建築に着手していたものに限られます。これは、具体的に書面で疎明する必要があります。
 あまりに古い建物は登記記録に建築年月日が記載されていませんが、それをもって疎明の書面とすることはできず、年の分かる資料の提出が求められているようです。

 次に、(1)から(3)については、一棟全部を、一組に貸し、一棟全部を使えるようにしておくこと、ということになります。
そして、帳場はない訳ですから、鍵の受け渡し、宿泊者名簿の記入等は、面接によって行うことが想定されています。
 さらに、玄関帳場がない訳ですから、営業者は建物の近くに居ることが必要となります。

具体的なチェック事項

 京都市では、玄関帳場不要であるかどうか、具体的にチェック項目を設けているようです。
 その一部をご紹介致しましょう。

  1. 建築基準法施行以前に木造軸組立法で建築された建物か。
  2. 瓦葺きであるか。
  3. 木戸、木格子、木枠ガラス戸等の京町家の特徴的外観を保っているか、過去に有していたか。
  4. 続き間であって、通り及び庭に面して大きな開口部を有しているか。
  5. 客室は一室か。
  6. 施設の全てを宿泊者の利用に供するものか。
  7. 営業者が10分~20分程度で施設に到着することが可能か。

まとめ

 民泊において玄関帳場は実質的に無駄なスペースになることが圧倒的多数です。人が常駐しない所に2㎡も区画して壁を開口しなければならないというのは、事業者にとって大きな負担となります。
 京都ではまだまだ築80年以上の長屋が多く残っており、長屋で民泊を考える場合、上記の規定を適用させて帳場を設けることなく営業できるよう考えた方が良いでしょう。
 但し、長屋の場合は消防との入念な調整が必要となり、それほど簡単なことではありません。不明な点は専門家に相談してアドバイスを求めるのが得策です。
 ご参考になさってください。
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京都で民泊・簡易宿所・Airbndのご相談受付中

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 今日は、自己弁護じみた雑感ブログです。

 ある手続において、私は不動産の選定から関わりました。
 非常に良い物件があり、条件はほとんど満たしていたのですが、明らかに建築基準法に違反している箇所が一つだけありました。
 私は、この物件は不適当であると考え、その旨を依頼者にお伝えしました。

 物件選定において大きな指針となっていたのは「新耐震基準を満たすもの」ということでした。
 担当部署は、それを担保するため、少なくとも新耐震基準にそった建築確認申請が行われていることが分かる書類(建築概要書)の提出を求めてきました。
 これは、当然です。しかし、より厳密に求めるなら、検査済証の提出が必要なはずです。しかし、今回携わった管轄の部署ではそこまでは求めていない、というお話しでした。
 現地確認へ行き、物件と建築図面を見た瞬間、私は「まずいな」と思いました。
 明らかに違っている。どうすべきなのか。

 担当部署は建築概要書の提出で構わないと言っている。建築審査課では、新耐震基準を満たしているかどうかの判断などしない。つまり、決断しなければならないのは、事業者なのです。
 建築士の意見も聞きました。誰もが確たる答えを出しません。出せる訳がない。
 確たる答えを出すためには、構造計算をし直す必要がある。けれど、それにはかなりの出費が必要になる。

 通るかも知れないが、リスクがある。

 そのリスクとは何なのだろうか、と私は考えました。
 新耐震基準が求められているということは、地震でも崩壊しにくい建物で運営すべきという考えの現れでしょう。
 つまり、最悪の事態になった時、人を守れるかということではないか、私はそう考えました。仮にとてつもない地震が起こって、その事業所から不幸な事態が発生してしまった場合、私が親であれば、事業主に過失がなかったかを徹底的に争うでしょう。
 そうなったとき、事業主は、責めを負うことにならないか。もっと言えば、命は救えたということにはならないのか。

 私は、自分の判断が間違っていたとは思っていません。他の資格者なら通した物件だったかもしれないと何度も思いました。けれど、それを通すことが世の中のためになるのか、と考え直し、自分の判断を自分で納得させようとしています。

 どんな仕事にも職業倫理があって、誰であっても、自分の倫理観と折り合いのつけどころを探さなければならない瞬間があるのでしょう。
 事業主様も懸命に物件を探していらっしゃり、心苦しい思いは今もぬぐえません。

 早く事業が開始できますように。

投稿日:

 本日(平成28年6月17日)の京都新聞に「京都府が簡易宿所の許可取得で「民泊」に優良認証を行う制度を創設する」旨の記事がありました。

 無許可の民泊を駆逐し、許可を取得した民泊のステータスに応じた認証を行うというのが趣旨のようです。京都が率先して行うことでフラグシップモデルを目指すという趣旨の記述もありました。

 これは、大変好ましいことです。しかし、少なくとも京都市においては、認証制度よりも先に検討すべき課題があるはず。それは、玄関帳場のあり方等を見直すことです。

 以下、玄関帳場を設けること等についての私案を述べ、京都市に対し条例の見直しを提言します。

現状の問題点

玄関帳場の実際的な有用性を考えよう

 玄関帳場というのは、日本的な民宿で宿泊台帳に記名したり、精算をしたりするいわゆる「フロント」のことを意味します。
 普通の民宿では、少なくとも一定時間はその民宿の従業員が常駐に近い形で在所しています。
 こういう所では、当然玄関帳場は必要となってくるでしょう。

 しかし、今はやりの民泊は、管理者や従業員が常駐或いは当該施設に在所して、鍵を受け渡すことを想定している方が少数です。
 通常の場合、鍵のみを渡す形にするか、許可を取っていない民泊では、暗証番号を教えて会うこともなく入館できるケースもあると聞き及んでいます。

 そう考えると、玄関帳場は実際的に必要ないケースが多く、むしろ、形骸化してしまい許可の取得に悪影響さえ及ぼしかねません。

玄関帳場が悪影響を及ぼすケース

 現状の京都市の規則によると、帳場が要らないのは京町家で一棟貸しをして、その他の要件に該当するものです。
 京町家の要件としては建築基準法施行時が一つの基準となっており、それ以降に建てられたものについては、一律で帳場が必要になります。

 しかし、帳場には2㎡以上の面積が必要ですので、その場所を確保するためには、通常は玄関近くの一部分を間仕切って使うことになります。このとき、実務上は採光部分を取られてしまい、他の客室部分で採光面積を確保するのにとても苦労することが多々あります。
 ただ、帳場を確保できればいい方で、帳場が作れないために諦められる方もいらっしゃいます(予算や契約上の問題で)。

 このことから、京都市は帳場を必要とする要件について、再度検討をするべきと私は思います。
玄関帳場は必要でしょうか?

「一棟貸し」とそうでない場合の違いについて

「一棟貸し」というのは、客室を一室とすることを言います。つまり、玄関部分以外は全て客室になる、と言い換えることができます。廊下も、階段も客室になるということです。
 これに対し、客室を一室としない場合、廊下や階段は客室面積には算定されないことになります。
 ただし、これには注意が必要で、廊下や階段には建築基準法の旅館の規定が適用されることになります。つまり、階段には手すりが必要となり、回り階段はNGとなります。こうなってくると、民泊が可能な物件は著しく減ってしまいます。

 ところで、民泊において、この客室を「一室」とするかどうかというのは、実務的には観念的に決められています。「採光が足らないから一室とせずに廊下の面積を削ろう」と言った調整をすることがあります。
 もちろん、通常の簡易宿所においては、観念的ではなく、実際的に決められることでしょう。けれど、民泊は基本「一棟貸し」なのです。一つの家に二組が入ってシェアするという形式もあるでしょうけれど、それは少数派といえるでしょう。

 このように、観念的に一室であるとかないとかを区別するくらいであれば、一棟貸しの場合でも、廊下と階段部を採光面積の対象から除外すべきだと私は考えます。

まとめ

 私の提言をまとめると、以下のとおりとなります。

 こう書いてみると、この提言は当たり前のことを言っているに過ぎません。けれど、規則を変えるのは大変で、当たり前のことを実現するのに時間がかかるのもまた事実です。
認証制度など、華々しい花火を打ち上げるのも大切かもしれませんが、まずは足下をしっかり固めてこそ、制度は育っていくのではないでしょうか。
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投稿日:

(この交流会は終了しました)
 行政書士みやこ事務所が企画する異業種交流会、記念すべき?第一回開催のご案内です。

 京都の他、大阪や神戸で、ビジネスパートナーをお探しの皆様にご縁を繋げる取組として、異業種交流会を開催します。
 参加に必要なものは、名刺(自己紹介したい方のみ)と飲食費の実費のみです。私が企画料を上乗せしたりすることはありません。この取組の趣旨と目的について、より詳しくお知りになりたい皆様は下記のバナーをクリックなさってください。

 異業種交流会の詳しいご案内

 私からご提供できる情報と言えば、行政書士業務関連することとウェブマーケティングに関することくらいですが、特にウェブマーケティングに関する必勝法や改善方法をお知りになりたい場合、有益な情報をご提供できるでしょう。行政書士業務について言うなら、最近流行の民泊はある程度の経験とノウハウがありますので、不動産業を営む皆様には有益な情報をご提供できるでしょう。

 最少開催人数は私を含め2名以上です。果たして無事開催できるのか…。多数のご参加をお待ち申し上げております。

第一回異業種交流会のご案内

 これを読んで、ほんの少しでも「興味あるかな」と思って頂いたみなさま、是非一度ご連絡くださいませ。お待ち申し上げております。

投稿日:

本稿は旧条例に基づく解説です、現在、京都の簡易宿所では浴槽がなくともシャワー設備で対応が可能な事例が増えております。詳しくは京都市医療衛生センターにお問い合わせなさるのが確実です。

 ありがたいことに、ひっきりなしに民泊に関するご相談を頂いております。
 しかし、先週頂いた相談の約4割が「お風呂なし」の物件に関する簡易宿所許可申請の打診でした。

 都市伝説でもあるのか「近くに浴場があればいいんでしょ?」とご相談を頂きます。

 しかし、それほど簡単ではありません。今日は、京都市で簡易宿所許可申請をする場合の「お風呂」の取り扱いに関して検討します。

根拠条文

 まずは「入浴設備が要らない」という根拠についてあたっていきましょう。根拠法令は旅館業法施行令となります。

第一条(第3項)
…略…
3  法第三条第二項 の規定による簡易宿所営業の施設の構造設備の基準は、次のとおりとする。
…略…
四  当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと認められる場合を除き、宿泊者の需要を満たすことができる規模の入浴設備を有すること。
…以下省略…

 このように、条文には、「当該施設に近接して」「公衆浴場」がある等入浴に支障をきたさないと「認められる場合を除き」入浴設備が必要であると規定しています。
 以下、これらの要件を検討していきます。

「当該施設に近接して」の意味

 京都市において「当該施設に近接して」とは、簡単に言うと、簡易宿所を行う建物敷地の角から半径250m以内の距離を言います。
 通常、敷地は少なくとも四角形以上になりますので、それぞれの角から計測します。また場合によっては、角ではなく敷地境界線上から計測する場合もあり得ます。

「公衆浴場」の意味

 公衆浴場とは、公衆浴場法に定める公衆浴場のことですが、ここでは主に「一般公衆浴場」を指すものと解します(私見)。
 一度、「向かいにあるスポーツクラブの浴場を使えないか」というご相談を受けたことがあります。その相談は回答不要となったため調べてはいませんが、会員制のスポーツクラブの浴場を簡易宿所の入浴設備に代替させることはできないと解するのは自然でしょう。
 次に、京都市では「2箇所の」公衆浴場が必要となります。つまり「建物から半径250m以内に二つの公衆浴場が必要となる」ということです。
 そして、その公衆浴場の一つが廃業した場合、入浴設備が必要となってきます。

 先ほどのスポーツクラブのご相談は、半径250m以内にもう一つの公衆浴場がなかったために土俵に乗らなかった、ということです。

「認められる場合を除き」の意味

 さて、浴場というと、普通の銭湯でも大きな敷地です。ですので、250m以内に公衆浴場の一部が入るけれど、範囲外の部分もある、という究極の場合が実際に出てくることになります。
 こういった場合、勝手に判断することなく、保健センターに相談しましょう。「認められる」かどうかは、認める側が判断します。敷地の全部が入っているかどうかなどといった点まで細かく定めた規定は恐らくないでしょう。物件に応じて相談する必要があります。

入浴設備の問題は簡単ではありません

 町家風の家にお風呂があったとしても、それは建築時からあったものではなく、増築されたものの方が多いと言えます。後から増築されたものである場合、消防との協議で検討しなければならないケースも少なくありません。
 物件の選択は慎重に、できれば事前に専門家の助言を受けながら進めていくことが大切という気はします。

 ご参考になさってください。

 なお、実際の申請では、公衆浴場を使う場合は比率的にかなり少数で、公衆浴場を使う場合であってもシャワー設備の設置は求められます。
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 民泊について、ここ最近はそれこそ毎日驚くほどのご相談が入ってきます。
 中には「民泊用に買ったんだけど…」というご相談もお受けしますが、その全てで許可が得られる訳ではありません。

 不動産仲介業者さんは、許可が取れるかどうかについて責任回答をしないことが通常です。もちろん、行政書士であっても、責任回答をすることはできません。
 しかし、経験則を活かしてアドバイスを差し上げることは可能です。

 本稿では、購入後に「しまった」と思われることがないよう、賢い購入方法をアドバイス致します。

民泊は簡単ではありません。

 最近、Airbnbなどのサービスが取り上げられ、民泊が「稼げる」として注目を集めています。
 しかし、ビジネスをはじめるためには、最悪の場合も想定しなければならないはず。

 宿泊者が失火で火災が発生した場合、その責任の所在はどうなるのか。宿泊者が近隣とトラブルを起こしてさっさと帰国してしまった場合、その対処はどうするのか。法的責任を問われる可能性はないか。
 会社員が副業ではじめる場合の税務はどうなるのか。マイナンバー制度が始まって、会社に兼業が知れる可能性はないか。知れた場合、就業規則に抵触はしないか。

 こういったことも頭の中に入れて準備なさる必要があるのではないかな…と最近感じます(それほどに「とりあえず民泊やりたいんだけど」という相談が増えています)。

需要のある物件を知りましょう

 特に京都の場合、やはり町家風情のある物件が人気です。しかし、後述しますが、純粋な町家は許可を取るのがなかなか困難です。ですので、理想的なのは「町家風」の物件ということができるでしょう。
 中には普通の中古戸建て住宅で「これで許可取れますか」とご相談を受けることがあります。許可は取れるかもしれませんが、採算が取れるかどうか、事前にある程度市場調査はすべきと言えるでしょう。
 要注意は「再建築不可」となっている不動産です。再建築不可の場合、その分価格は安いと思いますが、建築基準法上の要件(主に接道義務)を満たしていないから再建築不可となっているわけです。
 ですので、京都市の場合、再建築不可の物件では、許可の取得は原則として難しいと言うことになります。但し、要件によっては可能性がなくもないので、慎重に検討すべきでしょう。

クリアすべき法律の種類を知りましょう

 民泊と言えば「旅館業法」。調べれば確かにそうなります。「簡易宿所」の営業許可と考えがちですが、実は、これは最終の要件となります。

 民泊をはじめる場合、まずは建築基準法の条文にあたる必要が出てきます。

 前から旅館だった所で開業する場合は問題になりませんが、民泊は通常一般の居宅で行うことを計画します。この場合、建築基準法上の「用途変更」をすることになります。
 建築基準法上の面積計算で100㎡を超える建物を使う場合、用途変更の確認申請が必要となりますが、それ以下の場合、申請自体は必要ではありません。しかし、申請は必要でなくとも用途変更を行うことには変わりありませんので、その基準を満たす必要があります。
 
 建築基準法をクリアすれば、次は消防法です。簡易宿所の営業許可を申請するためには、消防法令適合通知書を添付しなければなりません。ですので、消防の要件をクリアできないと、旅館業の申請自体にたどり着けないのです。

 消防法の要件に目処がつくと、次は旅館業法です。定員数、採光などここでも幾つかの要件があり、京都市では保健センターと調整しながら進めていきます。
 さらに、バリアフリー条例による申請も行わなければなりません。

 このように、民泊といえば「簡易宿所」というのは順序違いで、むしろそれまでの要件をクリアしていくことが大切になります。

専門家へ相談しましょう

 このように、民泊をはじめるために不動産の購入をお考えの場合、購入は慎重に検討する必要があります。「安いから」という理由で購入し、その後に相談するのではなく、むしろ買う前から相談して進めていかれることが大切です。「民泊 行政書士」で検索なさるなどして、専門家へ相談して、できるだけリスクを減らして進めていかれるようご検討なさってください。
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 当事務所は、成年後見に関し、後見監督人制度を有効活用するべき旨、3年前から主張しています。

 しかし、平成28年4月13日(水)22時34分配信の読売新聞インターネット版記事によると、弁護士や司法書士が昨年1年間に被後見人の財産を着服した件数は前年比15件増の37件となり、被害額は、分かっているだけで1億1千万円を超えているとのことです。

成年後見制度の現実

 私は、司法書士事務所に勤務していたことがあるので、成年後見制度の運用について、その現実を見てきました。
 お金のある人には、後見人はすぐにつきます。後見人は毎月一回面談に行き、そして年に一回家庭裁判所に報酬付与の申立をします。
 一方、お金がなく、ソーシャルワーカーさんなど周囲の協力で後見申立にたどり着けた人には、なかなか後見人が決まりません。
 裁判所には後見人候補者の名簿があり、書記官さんが電話で打診されますが、おそらくは病院が引き受けようとしない重症患者さんのように、色んな事務所に電話しては断られているのでしょう。

 つまり、成年後見は「福祉」の制度的側面が強いにも関わらず、その後見人となれる資格者は、それを「ビジネスチャンス」と考えているのだと思います。
 資格者の「先生方」はおっしゃるでしょう。「当然でしょ。慈善事業じゃないんだから」と。

 そうですね。確かに慈善事業ではない。ただ「慈善」の志なく社会的責務を負う仕事していいものなのか、と私は素直に思います。

今日も一日がんばります

 当事務所でも、交通事故でお怪我をなされた方から報酬を頂いて後遺障害を立証する業務を行っています。
 本人に過失がない交通事故では、自分がしていることの矛盾、つまり、過失なく事故に巻き込まれた人から報酬を頂戴して仕事をしていることの妥当性について、常に考えてしまいます。

 士業の仕事は、他のあらゆる仕事も同じですが、専門性を活かしてお客様と社会に役立った対価として報酬を頂くというのが原点のはず。
「社会に有用な存在でいる、い続けるというのはどういうことなのか」
 常にそれを自問しながら仕事に向き合っていきたいな、と、このニュースを読んで思いました。

 今日は朝5時からチャンピオンズリーグのテキスト速報を横目に御請求書作り。報酬「890円」って…と思いつつ、この値段で仕事を受ける自分も捨てたもんじゃない。
 トーレス、準決勝ではしっかり活躍してね(文句言ってたので出場停止回数増えたのかもしれないけど)!

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 今日は、民泊で簡易宿所営業をお考えの皆様が気にかけていらっしゃるであろう、簡易宿所の玄関帳場についての最新情報(京都市)です。

 本日、現在進行している案件について区役所の担当者様から「客室の面積基準は緩和されるが、玄関帳場の取扱いについては、従前と変わりない」というご連絡を頂きました。

 これは、年度替わりで、新年度どうなるかということについてお尋ねしていたことに対する回答です。

 つまり、京都市内で簡易宿所営業の許可を取って民泊を開業しようと考える場合、少なくとも当面の間は、通常の簡易宿所営業においては玄関帳場が必要になる、ということです。

 ご参考になさってください。
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 今日は、残念なお知らせと、新しい決意表明です。
京都さくらマップ
 私は、1年前「2016年も京都さくらマップが発刊されない場合、2017年は私が独力で発刊してみせる」と宣言しました。
 その期日は、延期します。発刊はします。ただし、それは再来年以降になります。

 その代わり、ウェブ版「京都さくらマップ」を作成し、今年中に公開することを約束します。

来年度の発刊を延期する理由

 今年写真を撮りに回ることができませんでした。そして、慌ただしくて制作にかける時間がありません。

 京都さくらマップは、毎年桜の観光シーズンに合わせて発刊されている素敵な小冊子です。
 2014年までは毎年発行されていましたが、2015年には予算の都合で発刊されなくなり、今年度もお目にかかることはできませんでした。

 私は、このブログ「京都さくらマップ2015がないというお知らせ」の中で、上述のとおり、今年度も発行されない場合は来年度独力で発行する旨を記載しています。

 A5版のフルカラー、12ページ分であれば、5,000部作成しても49,970円です。全額自費負担するつもりですが、広告を募れば、仲間内だけで、制作のためのアルバイトをやとえるくらいの費用は賄えることになるでしょう。
 イラストレーターもInDesignもある程度は使えるので、私にしてみれば、写真と原稿と時間さえあれば、何とかできます。

 しかし、肝心の時間がありません。
 ない、というより、今、そこにかける時間があれば、本業にもっと時間をかけるべきである、と最近つくづく思うのです。

ウェブ版の制作

 ですので、紙媒体の京都さくらマップを作るとすれば、それはもう少し自分に余裕ができてからにします。

 しかし、私は京都とさくらが大好きです。
 ですので、ウェブ版のさくらマップを作成することにします。

 このウェブ版は、できれば参加型にしたいです。
 プロトタイプは既にできていて、今は少しずつ準備に入っているところです。
 完成すればみやこ事務所のホームページにもバナーをつけますので、是非ご期待ください。

投稿日:

本稿は旧条例に基づいた解説です。最新の解説は「京都市における簡易宿所+玄関帳場の最新情報」をクリックしてご覧ください。

平成30年6月15日、条例が改正され施設外帳場の概念が導入されました。その詳細については施設外玄関帳場に関するまとめをご覧ください。なお、本稿で解説されている町家の場合、引き続き帳場は必要ありませんが、施設から移動距離でおおむね800m以内の場所に駆け付け要員を駐在させる必要があります。

 民泊サービスを想定した、改正旅館業法施行令が平成28年4月1日から施行されています。
 これによって「帳場が要らなくなったよ!」とお考えの皆様もいらっしゃるようですが、帳場が不要になるかどうかは、各自治体の条例に依拠します。
 ですので、この記事を書いている時点では、京都市において簡易宿所を開業しようとする場合、原則として帳場が必要となります。
 そこで、本稿では、何故帳場が必要なのか、という点を検討します。

民泊やゲストハウスの許可申請について詳しくはコチラから!

民泊を想定した旅館業法施行令の改正

 民泊需要の高まりを受け、旅館業法施行令が改正されました。改正されたのは簡易宿所の客室延床面積に関する規定です。
 従前は、「33平方メートル以上」が必要となっていましたが、「33平方メートル(法第3条第1項の許可の申請に当たって宿泊者の数を10人未満とする場合には3.3平方メートルに当該宿泊者の数を乗じて得た面積)以上であること」に変更されました。
つまり、3人であれば、9.9平方メートルで良い、という規定となったのです。

 施行令が変更となったのは以上の1点のみです。

「旅館業における衛生等管理要領」の改正

 前項で検討した改正と同時に、「旅館業における衛生等管理要領」(以下、「要領」と言います。)も改正されました。
 この要領は、地方自治法第245条の4第1項に基づく「技術的助言」であって、強制力はありません。いわば、各普通地方公共団体が条例を制定するための基礎資料となる存在と言えます。

 この要領については、何点かの改正がなされていますが、大きな改正点は宿泊人数を10人未満とする場合、次の二つの要件を満たしている場合は、玄関帳場を不要とした点です。

(1)玄関帳場等に代替する機能を有する設備を設けることその他善良の風俗の保持を図るための措置が講じられていること。
(2)事故が発生したときその他の緊急時における迅速な対応のための体制が整備されていること。

 要領は改正されましたが、これは条例の基礎資料となる技術的助言が変更となったに過ぎません。
 つまり、玄関帳場を不要のものとするためには、条例の改正が必要となる訳です。

簡易宿所の原則的な施設の構造設備基準

 そもそも、簡易宿所に必要な構造設備基準そのものは、旅館業法施行令に定められております。

3  法第三条第二項 の規定による簡易宿所営業の施設の構造設備の基準は、次のとおりとする。
一  客室の延床面積は、三十三平方メートル以上であること。
二  階層式寝台を有する場合には、上段と下段の間隔は、おおむね一メートル以上であること。
三  適当な換気、採光、照明、防湿及び排水の設備を有すること。
四  当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと認められる場合を除き、宿泊者の需要を満たすことができる規模の入浴設備を有すること。
五  宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること。
六  適当な数の便所を有すること。
七  その他都道府県が条例で定める構造設備の基準に適合すること。

 この規定から分かるように、旅館業法施行令では玄関帳場が必要であるとは定められておらず、第7号で規定されているとおり、詳細は条例に委任されているのです。

 そこで、京都市の条例である「京都市旅館業法に基づく衛生に必要な措置及び構造設備の基準等に関する条例」を見てみましょう。

第5条 令第1条第3項第7号に規定する構造設備の基準は,次に掲げるとおりとする。
(1) 2人以上を収容する客室の数が,客室の総数の2分の1を超えていること。
(2) 玄関帳場その他これに類する設備を設けること。ただし,特別の事情がある場合は,この限りでない。
(以下省略)

 このように、京都市では条例で玄関帳場が必要であると定められています。ただし、これは原則であって「特別の事情」がある場合はこの限りではないとされています。

 そして、この「特別の事情」について定めているのが、京都市旅館業法施行細則です。

第8条 条例第5条第1項第2号ただし書に規定する特別の事情がある場合は,京町家(生活の中から生み出された特徴のある形態及び意匠を有する木造の建築物で伝統的な建築様式によるもの(建築基準法の規定が適用されるに至った際現に存し,又はその際現に建築,修繕若しくは模様替えの工事中であった建築物に限る。)をいう。)を活用して営業を行う場合において,施設の構造設備及び営業の態様が次に掲げる要件を満たすものであるときとする。
(1) 客室の数は,1室とすること。
(2) 施設の全てを宿泊者の利用に供するものであること。
(3) 宿泊の形態が,1回の宿泊について,少人数で構成される1組に限られるものであること。
(4) 施設の鍵の受渡しを宿泊者と面接して行うこと。
(5) 営業者又は営業者の使用人その他の従業者(以下「営業者等」という。)の連絡先を施設内に明示し,かつ,営業者等が宿泊者から連絡を受けたときは,速やかに施設に到着することができる範囲内に所在していること。

 現在、「特別の事情」として認められているのは、昭和25年以前に建築された「京町家」であって、各種の要件を満たしている場合です。一部増築で、その増築が昭和25年よりも後であった場合は認定されないと言われた経験があります。
 また、「京町家」として認定されるためには、瓦葺であったり、いわゆる町家風情を残している必要があります。

玄関帳場が不要になるのはいつ?

 つまり、厚生労働省からの通知は行われましたが、それだけでは玄関帳場が不要になる訳ではなく、京都市においては条例か施行細則のいずれか(或いはその両方)を変更する必要がある、ということになります。

 ですので、京都市においては、この記事を書いている平成28年4月7日現在では、簡易宿所で旅館業の許可を得るためには、玄関帳場の設備が必要となります。

 当事務所でも、打合せに行くたびに現状を確認しておりますので、何か新しい情報があればこのブログでお知らせ致します。

 ご参考になさってください。
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 大阪梅田の繁華街交差点で、運転手が突発的に発病しその自動車が急発進するという不幸な事故が発生してしまいました。

 その翌日にお客様とお話しした際「このような場合でも保険の適用があるのか?」というご質問がありました。
 これは非常に重要な論点ですので、私見を交えて検討を試みます。

運転中に意識不明になった場合等の保険適用

 導入部分でのお客様との会話ですが、論点となったのは「運転中に突発的な病気で死亡した場合、その車に起因した事故に保険は適用されるのか」ということでした。

 この点に関しては、まず「誰が死亡を認定するのか」ということが問題になります。

 仮に運転中に心肺停止の状況であったことが推定されるとしても、その事実のみをもって「死亡」していたということにはなりません。
 人の死亡は、原則的に医師の診断によって確定するのであり、それは、救急隊員が駆けつけたときに心停止していても同じです。
 ただし、実務上、死亡診断書は死亡を確認した時刻ではなく死亡時刻を記載する取扱になっています(厚生労働省の死亡診断書記載マニュアル)。
 死亡した状態で医師が診断する場合(より正確には、診断の結果、診断前に死亡していたと認められる場合)、死亡時刻を判断するのも医師になります。
 この時、実際問題としては、交通事故前の死亡を認定することはほとんどないと考えます(私見)。何故なら、事故前に心臓が止まっていたなど、根拠をもって言える訳がないからです。

 ですので、医師が死亡の認定時刻を事故発生時刻よりも前と認定しない限り、自賠責保険はもちろんのこと、運転者が任意保険に加入していれば、その任意保険を使って補償を受けることができます。

 なお、医師が診断する前に死亡していたと認める場合、医師が記載する書面は「死亡診断書」ではなく「死体検案書」となります。

死亡と心配停止の違いについて -みやこ事務所ブログ(参考)

 なお、傍論になりますが、ご自身、或いはご家族が車を所有していらっしゃり、人身傷害保険に加入なさっている場合は、その保険を使えることもあります。

無人の自動車に起因する事故の場合

 次に、無人の自動車に起因する事故のケースを考えましょう。典型的なケースは、停車中の自動車にパーキングブレーキをかけ忘れ、その自動車が坂道等で動き出し事故を起こした事例です。
 この種の事故で、まず自賠責保険が使えるかどうかという点についてですが、地方裁判所の裁判例では、自賠責保険の適用があるという判決(横浜地裁昭和45年10月26日)が出ています。

 任意保険については、約款によりますが、通常の約款では、管理上に起因する事故であっても使うことができますので、ほぼ全ての自動車保険で任意保険を使うことができるでしょう。

 ご自身や家族の人身傷害保険が使えることも同様です。

自動車事故で被害者を救済するための保険制度

 ここまでは、保険制度を前提にお話ししてきましたが、「そもそも自動車の保険ってどうなってるの?」と言う皆様のために、自動車保険制度についてごく簡単に概観しましょう。

 自動車事故に遭った際、被害者を救済するために強制保険として加入が義務づけられているのがいわゆる「自賠責保険」です。
 自動車の自賠責保険は車検の際に保険料を支払う制度になっていますが、原付や250cc以下のバイクは車検がないため、自賠責保険に未加入という事態が少なからず起こりえます。
 この場合は、最終的に政府補償事業での救済を求めていくことになりますが、時間がかかってしまいます。
 自賠責保険で補償される額の上限は120万円で、物損についての適用はありません。
 ただし、死亡の場合・後遺障害が残った場合は、別に定められた基準で補償されます。

 自賠責保険は最低限の補償しか担保されていませんので、多くのドライバーは不測の事態に備えて別途保険に加入しています。
 これが「任意保険」と呼ばれるもので、自賠責保険ではまかない切れない補償部分を補ってくれます。また、人身傷害保険のように、加害者ではなく、被害者になった場合にも保険を使えることもあります。

まとめ

 以上、自動車保険が使えるかどうかについて、稀なケースを取り上げて検討しました。
自動車保険は、使わなくて済むのが一番ですが、補償内容について十分理解しないで入っていらっしゃるケースも少なからず見受けられます。
 よく調べてみると人身傷害保険に加入なさっていたり、配偶者の車に弁護士費用特約がついていたりと、実は保険が使えたというケースもありますので、万が一何かが起こった場合は、契約先の代理店さん等に確認なさることはもちろん、弁護士や後遺障害関連では行政書士に相談なさるのも確実な方法です。

 ご参考になさってください。

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 京都市が実施している「京都市病院群輪番制病院運営事業」において、手術室を別の目的で使用しながら補助金交付を受けていた病院が問題視されニュースになっています。

 京都新聞インターネットニュースによれば、補助金交付額は3年間で276万4千円。常勤麻酔医が退職したのは15年前ということですので、仮に10年間、制度趣旨に反する状態が継続していたと仮定したら、900万円近い補助金が無意味に病院に交付されていたことになります。

 保険適用となる医療費は算定基準に基づいて各医療機関が算定し、レセプトを提出して請求することで、保険適用分の7割の支払いを受けます。
 補助金交付申請も含め、これらの手続は、原則として性善説によって運営されていると思われますが、いくつかの突っ込みどころがあるのもまた事実です。

 今回は、実務家からみた「ここが変だよ医療関係許可申請制度」を論じます。

医療分野の許可申請についての雑感

数多い医療分野の許認可申請

 医療分野の許認可申請は、非常に煩雑です。
 行政書士が関与する分野を中心にご紹介していきましょう。

医療法人の認可申請

 まず、医療法人を開設しようと思う場合には、都道府県知事の認可を受ける必要があります。
 医療法人の設立には、人・金・物の準備が必要になります。人は医師、お金は2ヶ月間の診療報酬に相当する現金預金、そして物は継続して活動できる場所です。
 添付書類も多く、診療報酬の振込通知書や残高証明、医師免許証の写しなどが必要になります。準備には最低でも6週間程度はかかるでしょう。

 京都府の場合、申込は年4回となっており、当該月下旬までに申し込んで、翌月に二回のヒアリングを受け、翌々月1日に申請となります。
 その後、医療審査会の審議を経て、下旬に認可書が交付されます。

 この医療法人の申請は、あくまで法人としての適格性が審査されるものというのが私の理解です。

 医療法人は認可を受けるだけでは成立せず、設立登記を行う必要があります。

市町村の診療所開設許可申請

 さて、医療法人を設立しても、すぐに開業できる訳ではありません。
 個人の場合、診療所の開設は届出で行うことができます。つまり、京都市の許可は必要ありません。
 一方、法人の場合、実際に開業し、診察と治療を行うためには、診療所の開設許可を受けなければなりません。
 京都市の場合は、京都市の医務衛生課が所管となっています。

 さらに有床診療所を開設する場合は、構造設備使用許可申請も併せて行う必要があります。
 医療法人におけるこの診療所開設許可申請は、より実際に近い審査が必要となるべきですが、論点となるのは都道府県の許可申請と同じように賃貸借契約です。

 申請書を見ても、その他に実際上必要と思われるのは「定員」くらいです。

診療所開設許可申請で感じること

 たしかに、建物を継続使用するため、その所有権者や契約関係を精査することは大切です。しかし、医療法人化する際、そこは都道府県の厳しい審査をクリアしている訳ですので、重ねてチェックする必要はないと思うのですが、書面の確認においては、全くのゼロからなさるので、私は「そこは府庁さんを信じてもいいのでは?」と感じます。

開設許可申請後の諸届

 診療所の開設許可がおりると、今度は開設届を提出しなければなりません。
 開設届には、医師免許証の写しを添付し、管理者である医師については原本提示を行う必要もあります。また、履歴書の添付が必要です。
 また、開設許可申請に診療時間を記載する欄はありませんが、開設届には、診療時間を記載する必要があります。

 一般的な診療所はレントゲンを備え付けるはずですので、その備付届出も必要です。
 なお、有床診療所の場合、開設許可申請時にはレントゲン室の平面図を添付する必要がありますので、線量測定は開設許可申請時には終了していることになるでしょう。

許可後の諸届で感じること

 こうして、許可申請から開設届を流れで見ると、むしろ許可申請時に医師免許証の添付等を求め、厳しく審査すべきではないかと感じます。
「どっちでも一緒でしょ」という考え方も成り立ち得ますが、それなら、そもそも一方の申請(届出)は無意味であるとも言える訳です。府庁の認可を受けているという担保がある訳ですから、個人開業と同じように事後の届出だけにしても良いと感じます。許可申請に何の意味があるのか、私にはよく分かりません。
 また、許可は更新制ではありません。たまに監査が入るという話しを聞きますが、おそらく定期的に行っているものではないと思います(私見)。
 これがたとえば「5年に一度は抜き打ちで監査が来る」という制度になっていれば、基準を逸脱した行為は著しく減少するのではないでしょうか。

 人的リソースが少なくそれができないというなら、それこそ行政書士会に外部委託すればいいのです。弁護士会でもいいでしょう。そういう制度維持のための制度があってこそ、バス会社のずさんな管理による不幸な事故もなくなっていくのではないでしょうか。

厚生局への保健医療機関指定申請

 さて、これでようやく診療開始できるようになりました。けれども、それだけでは保険を使って診療することができません。
 保険医の登録と保健医療機関の登録は別物ですので、保険診療を行うには、厚生局へ保健医療機関指定申請を行う必要があります。

 そして、この時に、施設基準にかかる届け出も同時に行います。
 この施設基準届出こそが、性善説によって運営されている制度であると私は感じます。
 施設基準とは、ごく簡単に申し上げると、健康保険法などを根拠法令として定められた保健医療機関の評価制度のようなもので、それを満たしていれば診療報酬が「加算」できる制度です。

施設基準の諸届で感じること

 建設業などで厳しい常勤制確認書類をお願いしている行政書士からみれば、この施設基準の届け出においては、当然、その基準を満たしていることを疎明する書面類の添付があってもおかしくないと感じます。
 しかし、資格を証する書面の添付が必要な届出は限られており、設備についても、実際の写真等を貼付する必要もありません。
 診療報酬は不正請求がよく問題になりますが、それは、結局のところ、システマチックなチェック体制が整備されていないからだと私は感じます。
 なお、保健医療機関指定申請の際にも賃貸契約書等建物の使用権限を証する書面の添付が求められ、わりとしっかりチェックされます。
 一方、京都市への開設届を出していることが事実上の前提条件となり、その受付印ある副本のコピーも提出する必要があります。
 医療法人の場合は、建物使用権限については、府庁がチェックし、その認可書写しを添付しているのに市役所がチェックし、さらに市役所への届出書の写しを添付しているのに厚生局がチェックするという流れになります。書類を持ち込む側からすれば、理解できることとは言え、不思議でなりません。

まとめ

 以上、医療法人設立から保健医療機関として診療できるまでの諸手続を概観しながら、医療分野の許認可申請で感じることを綴りました。

 医師免許証等で最低限のチェックはされているものの、定期的な検査や更新制度がないことが、不正請求や今回の「名ばかり救急」を生み出す一因になっているという視点は今後のためにも重要であると考えます。

 現状の基準に則って書類を作成する、審査することはもちろん大切です。ですが、許認可申請に携わる人間が、それぞれの立場から制度をより良くするために何が必要かを考えることはもっと大切なことだと私は思います。

 私も「自分に何ができるのか」と心を新たに、山のような書類に向き合っていきます。

※厚生局への申請は、行政書士の業務範囲ではありませんが、論点として必要であったため記載しています。

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siga
 滋賀県のお客様からお電話頂き、お仕事をお受けすることになりました。

 私は、依頼する資格者は地元の人がいいという発想なので「一度探されてはいかがでしょう」とお伝えします。

 遠方のお客様だけでなく、お問い合わせ頂く全ての皆様に「他にも色々探して、その上とお考え頂けるなら喜んでお手伝いします」というのが、みやこ事務所のスタンスです。

 お電話頂いたことには感謝なのですが、お客様には一番相性の合う資格者に依頼して頂きたいという思いがあります。

 今回のお客様は、翌日に再度お電話くださり、ご依頼頂くことになりました。

 滋賀県と言っても、湖西でご依頼頂くことは多いのですが、今回はけっこうな湖東。段取りよく仕事が進んだので、竜王に立ち寄り、そこから一般道で戻りました。

 私は、近江八幡から野洲にあたりの田園風景が大好きです。京都にいると、空の広い滋賀県っていいなぁと思うんですよね。

 今週末も休みなしです。なお、ここに小さく告知致しますが、2月22日から25日まで、出張のため京都を離れます。

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 今日は京都市内に初雪が降りました。急に寒くなったせいか、事故が続出しているようです。
 積雪の際は運転操作を誤って自損事故を起こすケースがあります。
 本稿では、自損事故と後遺障害に関する論点をまとめて検討します。

交通事故のご相談はお気軽に!

自損事故とは

 自損事故を定義するのは奥深い検討が必要ですね。まずは言葉の定義を確認しましょう。

 【自損】
自分の過ちにより、自ら怪我をしたり損害を被ったりすること。
-出典『広辞苑 第六版 DVDROM版』

 この広辞苑の解説からは二つのことが読み取れます。

 つまり、交通事故における自損事故とは、運転者の過失が100%であって、怪我や損害が発生している事故と定義することができるでしょう。運転操作を誤ってガードレールにぶつかったりする場合の他、停車中の車に衝突するようなケースも考えられます。

自損事故と自賠責保険

 自損事故で自賠責保険が使えるのかというお問い合わせをよく頂きますが、自損事故では使えません。自賠責保険は強制保険ですが、これは交通事故被害者救済のために強制されている訳です。自賠責保険の補償範囲は、自動車運転中に他人に怪我をさせたり、死亡させたりした場合の対人賠償責任部分です。他人であっても物損は含みません。

自損事故と任意保険

 では、自損事故ではまったく保険が使えないかというと、実際には使える場合が多数です。何故かというと最近の自動車保険では、人身傷害保険をセットしない場合には自動で自損事故傷害特約が付帯される傾向にあるからです。
 人身傷害と自損事故傷害特約は、人身傷害が優先して適用されます。ちなみに私自身の契約概要書には、自損事故については人身傷害で補償しますと記載されています。

【重要】自損事故で保険を使うには

 自損事故で重要なのは、交通事故証明書が必要であるという点です。
 自損事故で相手がいない場合、安易に請求を認めると架空請求が簡単にできてしまいます。ですので、自損事故で保険を使う場合は、交通事故証明書はほぼ必須と考えてよいでしょう。
 後になると面倒ですので、事故時に警察へ通報していない場合、早めに警察へ行って相談した方がよいでしょう。

自損事故と後遺障害

 自損事故傷害特約や人身傷害保険が使える場合、後遺障害があれば、調査事務所へ申請をして等級が認められれば保険金を受け取ることができます。
 自損事故であってもムチウチになることは十分に考えられますので、保険約款を確認し、警察の証明を得ておいた上で、適切に対処していくことが肝要です。

まとめ

「自損事故だから」という視点で保険が適用できないと思い込むのは早計です。自損事故であっても、現在の自動車保険設計から考えると、通常であれば保険を適用して治療を受けることができるでしょう。ただし、何度も述べているように、交通事故証明書が必要となるケースが多いことには注意が必要です。
 そして、最も大切なのは事故を起こさないこと。時間にも心にも余裕をもって安全運転を心がけたいですね。

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 昨日、事務所の近くにある同志社大学の職員が、廃棄物処理法違反の容疑で逮捕されるという事件が発生しました(関連会社の社長として)。インターネット上の第一報は情報が少なく「いきなり逮捕?」という気がしたのですが、その後、京都市からの指導に従わなかったという実態が報道されはじめています。
 つい先日もスキーバスの運行会社による数々の法令違反が明るみになったばかりですが、国や自治体の定めたルールを守ることは、法治国家の大原則であるはず。レベルの高い法学部を持つ大学が自ら無許可を黙認していたとは嘆かわしい事態です。

 本稿では、一般に知られていない廃棄物処理業の許認可制度について分かりやすくアプローチしてみます。

産業廃棄物について知っておこう

「廃棄物」とは

 廃棄物については、その根拠法である「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第2条第1項に定められています。

第二条  この法律において「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であつて、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによつて汚染された物を除く。)をいう。

 さらに、廃棄物は「産業廃棄物」と「一般廃棄物」に分類され、産業廃棄物以外を一般廃棄物と定義しています。
 事業活動で生じる全ての廃棄物が産業廃棄物とされるのではなく、政令によって定められた種類の廃棄物のみが産業廃棄物となります。ですので、事業活動によって生じる「一般廃棄物」もあるということになります。
 なお、廃棄物のうち「爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するもの」として政令で定められたものは、それぞれ「特別一般廃棄物」「特別産業廃棄物」と分類されます。特別産業廃棄物の代表例は廃油です。

一般廃棄物の処理

 一般廃棄物の処理は、市町村長の廃棄物処理計画に基づいて実施されます。たとえば京都市であれば、家庭用ゴミは京都市が収集と運搬を行い処分しています。
 しかし、事業によって生じる一般廃棄物(実務的には「事業系一般廃棄物」と呼ばれます)は、事業者自身で処理するか、業者に委託する必要があります。
 当然、全ての事業者が一般廃棄物を自身で処理することはできませんので、一般廃棄物処理が「業」として成立し得ることになります。

一般廃棄物処理業

 一般廃棄物の処理業は市町村長の許可が必要となりますが、市の廃棄物処理計画と密接に関連することから、簡単に許可がおりる種類の申請ではありません。現に、京都市のホームページにおいても要件記載や申請書ダウンロードができる箇所はなく、新規に許可を受けるのは困難であるのが実情です。
 後述する産業廃棄物処理業同様、許可要件は厳格です。

産業廃棄物とは

 産業廃棄物とは、法によれば「一般廃棄物」以外のものと定義されていますが、実質的には「事業活動によって生じる廃棄物のうち法律が定めているもの」と換言できます。
 つまり、事業活動によって生じる廃棄物全てが産業廃棄物になるのではなく、政令で定められている20種類だけが産業廃棄物とされるわけです。その他は一般廃棄物の範疇になります。

産業廃棄物の種類

 産業廃棄物は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令」の第2条に定められています。条文はややこしいので省略しますが、それを整理すると、20種類が産業廃棄物と定義されていることになります。
 その種類は、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず等になります。そして、それとは別に、感染性産業廃棄物等が特別産業廃棄物として定義されています。

産業廃棄物処理業

 廃棄物は、分別・保管され収集運搬を経て、再生されるか、或いは最終的に処分されるという道筋を通ります。
 産業廃棄物は、事業活動によって生み出されるものですので、それは自分で処理することが原則となります。
 しかし、全ての事業者が自分で処理できる訳ではありません。ですので、産業廃棄物処理が「業」として成り立ち得ます。
 つまり、事業者が自ら排出した産業廃棄物の処理を業者に委託して対価を支払うというビジネスモデルですね。
 この産業廃棄物処理業は、無制限にしておくと、囲いもせずに保管して周囲の環境に影響を与えたり、山に捨てに行かれたりする可能性があります。一般廃棄物とは特に区別して産業廃棄物にしている訳ですから、その保管や収集運搬にはより厳格な管理が必要となるべきです。
 ですので、産業廃棄物処理業は都道府県知事の許可が必要となり、厳格な要件を満たす必要があるのです。

産業廃棄物処理業の許可要件

 産業廃棄物処理業は、「収集運搬」業と「処分」業に分類されています。
 もちろん、申請が多いのは「収集運搬」です。この許可を得るためには、まず、講習会を受講し、修了証の交付を受ける必要があります。
 また、その他、ごく大まかに言えば以下の要件が必要になります。

 申請書類は量がやや多く煩雑で、行政書士業の中でも「鉄板業務」と呼ぶ人もいます。

まとめ

 以上、廃棄物処理業の許認可制度について概観してみました。
 産業廃棄物は、家庭ゴミのような収集の対象とはなりません。ですので不法に投棄したり、放置して近隣に迷惑をかけるという事例が後を絶たず、許認可制度の運用は厳格化していると言えます。
 今回は、同志社大学の施設を管理する関連会社の代表者や職員が、一般廃棄物の処理を無許可で行い逮捕されたということで、廃棄物処理法第7条違反ということになるのでしょう。
 ここで重要なことは、同志社大学が、外部委託せずに自ら廃棄物処理をしていたとすれば、それには許可も届け出も必要なく、法令に違背はしていなかったという点です。
 関連会社を作り、そこに委託していたということは、その関連会社は「業」として廃棄物の収集運搬をしていることになりますので、許可が必要となる。ですので、今回は関連会社の役員が逮捕されているのです。

 いくら実質的な要件を満たしていても、形式的に法令に違背していると、それは処罰を受ける対象となる。カレー屋さんの廃棄物転売問題にしてもそうですが、最近は行政書士業務に関わる事件が多く、色々と考えさせられます。
 行政書士が内部監査を行い、それに「信用」という担保が社会的に与えられるのであれば、行政書士にとっての大きな職域拡大につながると思うのですが、行政書士にそこまでの社会的信用があるのかどうか(笑)。

 いずれにせよ、法令遵守は基本中の基本。あらゆる事業主体は再チェック・定期的なチェックの必要があると言えそうですね。

「同志社大学 行政書士 京都」で表示される行政書士に頼めば良かったのに…というオチを考えたのですが、検索してみたらまさかの2ページ目でした(笑)。絵本ネタなんて書かず、もうちょっと真面目にウェブに取り組みます。

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 今日はのどかな日曜日(ちょっと寒いけど)。私がかねてから疑問に思っていた、絵本『14ひきシリーズ』における【ろっくん】の位置づけについて訴えたいと思います。

うさぎの写真

絵本『14ひきのシリーズ』

 この絵本は、いわむらかずおさん作で童心社から出版されている一連のシリーズです。
 主な登場動物は、三世代が一つの住居に起居する14ひきのねずみ達です。
 綺麗な絵はもちろんのこと、季節の草花、虫がさりげなく描かれ、大人が読んでも楽しめる内容です。また「おつきみ」「もちつき」など日本の伝統行事も描かれており、このねずみが恐らく日本国籍であろうことが推察されます。

 シリーズとして12冊が刊行されており、私はその全てを持っております。各回とも読み返した回数は100回を超えるでしょう。文字数は少ないのでほとんど暗記しています。

14ひきのキャラクター構成

 登場する14ひきには、それぞれキャラクターがあるようです。おじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさんはさておき、10ぴきの子ども達は個性豊かに描かれています。長男らしい いっくん、ひょうきんだけどやるときはやるにっくん、しっかり者のさっちゃん、いずれは海外留学しそうなよっちゃん、エース的なごうくん、おっちょこちょいのろっくん、おてんば娘のなっちゃん、身軽でやんちゃ盛りのはっくん、まだまだ幼いくんちゃんととっくん…。
 この中で、ろっくんだけが毎回「やらかして」しまいます。というか、ろっくんだけがドジ、どんくさく描かれていて、その扱いが不当?な気がして納得できないのです。
「ろっくんもいい所を描いてあげてほしい」という思いです。

ろっくんにまつわるエピソード

 たとえば、ごうくんとはっくんは高い所もすんなり登れる。なっちゃんだって身軽です。でも、ろっくんだけはいつも下の方で一生懸命登ってる最中だったり、落ちかけていたり。散歩のときだって躓きそうになっているのはいつもろっくんだし(なっちゃんも一回はありましたが)、棘は刺さるし、かえるくんを危険にさらしてしまうし、川にははまるし、パンツは落とすし、寝起きは悪いし、遅れてバタバタ走ってくるし。お風呂ではいたずらされるし、木の実が落ちてきてあたる不運もろっくんです。
 びっくりするシーンでは一番怖がってそうに描かれているし、みんなまだ働いているのに一人でこっそり差し入れ食べたりとか(しかもコソコソ感溢れた感じで)、最年少のとっくんがおやつを多く食べていると文句を言ったりとか。『あきまつり』では迷子になったろっくんがそのままテーマに引き継がれています。

 どうもろっくんだけがこんな感じなんです。

 他の子はどうかというと、長男いっくんはしっかり者だし、にっくんは力持ちで一人二役でがんばっていたり。ろっくんを優しくフォローしているのはにっくんが多いですよね。
 ごうくんには、最後にお風呂にはいるおかあさんのために「まきをくべてあげる」という象徴的なシーンがあります。はっくんはいっつも高い所にのぼっていて、先頭を走っている。

 こうやって書き並べると、ろっくんだけがなんだか不当な(笑)扱いを受けているように感じませんか?

 もちろん、比較的あたらしい『とんぼいけ』では、ろっくんが「やらかしている」シーンがなくなり、最後にはトンボを手にとめていますし、『さむいふゆ』では、とんがりぼうしゲームにおいてにっくんとペアで大勝ちしている様子が描かれています。
 でも、ポジティブなシーンというのは本当にこれくらいじゃないでしょうか。

何故ろっくんだけが?

 私はずっと、このろっくんだけが際だってドジに描かれているのを、ある意味では現実的であると納得しつつも「絵本の世界なんだからちょっとくらい長所を作ってもいいのでは」と思っていました。

 このトピックについて検索したり、知恵袋なんかも見てみるのですが、同様の疑問を抱いている方は見受けられませんでした。
 絵本屋さんを開業しながら大学講師を務められている方の講演会にも参加し、質疑応答で挙手して質問してみましたが、明確な答えは頂けませんでした。

 私の知り合いで「いわむらかずおさんは兄弟が多く、ろっくんを自分を重ねているのではないか」と言った人がいました。いわむらさんが何人兄弟か知らないとのことでしたが、これは興味深い見解と思います。

 もちろん、現実の世界では、勉強もダメ、運動もダメという子がいることはいるのでしょう(ろっくんが勉強できないかどうかは定かでない)。
 でも、どんな子にも個性があって、「ここを核にして育っていってくれれば」というトコロがあるはずです。

 そういう意味では、高い所に登れなくってもいいから、人が一生懸命働いている時に自分だけ差し入れをコソコソと食べて欲しくなかった(笑)。マジメであったり、一生懸命であったり、そういう、「そこ、大事だよね、ろっくん!」と言えるシーンが欲しいのです。

14ひきのこれから

 私は、14ひきの中ではにっくんが好きです。花弁をかぶってとっくんを追いかけ回すような大らかさと、落ち込むろっくんに寄り添えるさりげない優しさは、読む度に心を癒やし、温めてくれます。

 そして、人が成長していくのと同じように、ろっくんが少しずつ成長していくのを感じられるような次回作を楽しみにしています。

 本稿は、ろっくんの描かれ方に対して検索される皆様に対し訴求するために出稿します。ろっくん像に対し自説をお持ちの方は、お問い合わせフォームからでも構いませんしフリーダイヤルをお使い頂いても構いませんので、是非その見解をお聞かせ頂きたいと思います。

 ちなみにですが、シリーズ全部が大好きですが、どれか一冊と言われれば「おつきみ」が好きです。皆様はいかがでしょうか。

投稿日:

 遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。
 本日は、業務等に関係ないトピックです。私の近況をご報告致します。

行政書士みやこ事務所
↑自転車に乗った女性は、イラストレーターさんにお願いしました。今年中にレンタサイクルはじめるかもしれません。

お仕事のこと

 昨年来、なんだかんだと慌ただしい毎日を過ごしていて、ようやく今日は落ち着いたという感じです。

 12月は28日が官公庁の仕事納めですが、私は29日にお客様とランチしてその後に打ち合わせ、30日も打ち合わせが入り、31日は元旦に切り替えるホームページの最終チェック。元日深夜はその切替作業に追われ、新年三が日でもう一つのホームページを新築そっくりさんでコードだけやり直すという作業をしていました。

 その間にも新しいホームページを一つご納品準備、ヘッダーは1920ピクセルまで横幅一杯にして、コンテンツ部分は960ピクセルから1366ピクセルまでを横四段組みで、各コンテンツの高さが揃うレスポンシブにするというなかなか高度なご依頼でした(960ピクセル以下は固定幅にしています)。幅が変われば当然段落の行数が増える部分があり、高さがずれます。その当たりの処理が難しかったのですが、出来映えはなかなかで、自分でもお気に入りとなりました。

 並行して1月4日は早くも申請案件が入っており、その後の届け出や引き続きの許可申請準備でデスクは常に紙の山状態。紙の山が減っていくのは2月中旬です。

 交通事故被害者様の支援業務も年末症状固定のお客様がいらっしゃり、そのサポートや新規のご相談電話対応をしていました。異議申立のご相談が多いのですが、異議申立のご相談で感じることはまた改めて発信していきます。

 昨年夏以降、ご縁あったお客様の依頼を受けてリスティング広告の企画立案と運営代行も行っているのですが、それも新規案件が1月4日スタートということで、お正月に準備となりました。

 さらに新規法人設立、ウェブの新規制作など、余裕がない時ほどご相談頂けるという現象は、最近の言葉でいうと「自営業あるある」といったところでしょうか。

 一般社団法人の決算も今月で、間の悪いことに今年は役員変更の時期でもあります。

 お正月に読もうと買った本がまだまったく読めていない…。2月下旬にどーーんと休みを取ることを目標に仕事をがんばっています。

お仕事以外のこと

 11月に紅葉を見に行った際に聞いたご講話が印象に残り、仏教に関する書籍をいくつか買いました。一冊は読んだのですが、正直よく分かっていません。
 最澄、空海、法然、親鸞、栄西、道元と言った中学以来で耳にする名前を新鮮に感じながらもう少しだけ詳しく知りたいなと考えています。鈴木大拙さんの「禅と日本文化」を大学以来で読み返したりもしました。

 仏教を知ろうというくらいですから、心は清らかなはずなんですが、あまりに忙しかったせいか、一種の急性買い物中毒のような症状を発症し、コート類をかなり大人買いしてしまいました。さらにオーダースーツ屋さんでシャツ5枚お仕立てセールがあったので、思わず足を運んでしまいましたが、ここはなんとか踏みとどまれた。仏教の本を買ったから…ではなく、あまりに買い物したせいで危機感を感じたからです。こうして急性期は終わり、むなしさと服が残りました。オークションで売ろうかとも思いましたが、よくよく見るとやっぱりお気に入りなので、大切に着ようと思っています。

今年に向けて

 本年は、バタバタするだけでなく、もう少し腰を落ち着けてと申しますか、余裕をもって仕事できればいいなと思ってます。

 昨年からバナーを載せ始めたウェブレンタルサービスにもお問い合わせが来ているので、今年は新しい事に手を広げすぎず、今までやってきたことを育てる取り組みがしていければいいですね。といいつつレンタサイクルを考えたりしていますが…。

 読み返してみると、だいぶくだけた感じになっていますね。まぁちょっと一息つけたということでこのまま出稿します。

 来週は寒くなるとのこと、皆様もご自愛くださいませ。

投稿日:

 Wordpressをカスタマイズするには、プラグインの活用が便利です。公式サイトのプラグインディレクトリには、毎日新しいプラグインがリリースされています。定番もののプラグインだけでなく、新しいプラグインには面白いものもたくさんある。
 ということで、行政書士事務所のブログではありますが、自分が「!」と思ったプラグインをご紹介していくコーナーをやってみることに致しました。
 第一回となる本稿では、ページ毎にメニューを切り替えられる「Zen Menu Logic」をご紹介致します。

このプラグインでできること

 このプラグインを有効化すると、ページや投稿毎に、別のメニューを選択することが可能です。

こんな方にお勧めできます。

 コンテンツがたくさんあって、あるテーマ(たとえば「相続」「会社設立」)単位で動線を設定したい場合にとても役立つでしょう。

Zen Menu Logicのご紹介

 このプラグインは、ページ毎に違ったメニューを表示させたい場合に活用できます。ただし、3つの条件があり、それが全て揃わないと作動しません。

  1. テーマでメニューロケーションが設定されていること。
  2. 少なくとも1つのアイテムが入ったメニューが一つ以上作成されていること。
  3. テーマを有効化した後、プラグイン設定で変更するメニューロケーションを指定すること。

 以上の三つが揃えば、このプラグインは正常に作動します。

 まず、1つめですが、現在出回っているほぼ全てのテーマは、メニューロケーションが設定されていますので、ユーザー側でコードを変更する必要はありません。
 次に、2番目の項目については、ユーザー側でメニューを準備することになります。二つ以上のメニューを使い分けたいからこのプラグインをインストールする訳ですので、これについても当然設定できるでしょう。
 最後に、三つ目として、設定からZen Menu Logicを開き、変更させるメニューの位置を設定する必要があります。たとえメニューロケーションが一つであってもこの設定をしなければ動きません。

設定方法

 上記の三つの条件が揃っていれば、設定は簡単です。

1.メニューロケーションを設定する。

 まずは、設定→Zen Menu Logicを開き、変更させたいメニューの位置を決めます。
プラグインの設定方法1

2.変更したいページの編集画面を開いて設定

 次に、変更したいページの編集画面を開き、下にスクロールしますと、ラジオボタン形式で作成したメニューが表示されているはずです。その中から表示させたいメニューを選んで更新すると、それだけでメニューが変わります。
プラグインの設定方法2

このプラグインのすごいところ

 ページ数が多くなると、動線というのはある程度分かってきます。交通事故関連のページにアクセスした人は、報酬体系や事務所概要を閲覧することはあっても、建設業許可のページをご覧になることはほとんどありません。その意味で、ランディングページに最適な動線を用意しておくことはホームページ運営でとても重要です。

 とはいえ、このホームページのように、同じドメイン内でありながら、ページによってメニューやサイドバーを変えているところは皆無と言っていいでしょう(多分士業では日本初です)。

 このプラグインを使えば、そのようなユーザーに親切な動線を簡単に設定することができます。メニューを作るのも大変な話しですが、既に多くのページをお持ちの方は一度お使いになってはいかがでしょうか。